...自然の心を生かす爲の誇張であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...吾人を眞正に生かすものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...猶冥々の間に自己を生かすものを觸知する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...いまはまだ話をする時期になっていない」と大佐は帆村を静かに押しとどめ「それよりも君が持って来た密書を大いに生かすことが先決問題だ...
海野十三 「流線間諜」
...因縁をほんとうに生かす人です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それを書き生かすことは更に困難である...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...しかし、正法の呪法は、人を生かし、己をも生かす...
直木三十五 「南国太平記」
...それを如何に映畫的に生かすかが根本であらう...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...わたしを生かすも殺すも勝手にできるような人間の前には...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この材料を何とか生かすといいね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...生かすつもりで殺したりする事も珍らしくないんだが...
夢野久作 「近世快人伝」
...是等の愛を生かすため...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...史を生かすことを知らんな...
吉川英治 「三国志」
...その生命を不朽に継ぎ生かすこそ遺(のこ)された家臣の道と彼はかたく思う...
吉川英治 「新書太閤記」
...また御自身の一命をも末代に生かす曠(はれ)の一期(いちご)...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこで彼はこんなときこそ知識を生かすべきだと考え...
吉川英治 「新書太閤記」
...人を生かすことをもって勝利としている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自分を生かす活路はこの一筋よりほかにあろうとも思われぬ」「死神にとりつかれたようなことを仰っしゃる」「なんであろうとよい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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