...これを他人の中に生かすことは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...生かすも殺すも自由にされる...
武田麟太郎 「現代詩」
...最も華やかに永遠に生かす事である...
太宰治 「パンドラの匣」
...この木版画を生かすであろうと思った...
寺田寅彦 「柿の種」
...実験という認識の根本特色を保維し生かすための概念組織が...
戸坂潤 「科学論」
...自分自身のことを考え自分自身を大きく育ててゆくのが最もよく恋を生かす道だと私は信じていた...
豊島与志雄 「運命のままに」
...生かすも殺すも作者の腕次第さとうそぶいた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...自分を生かし他を生かす健かな光を放つ...
豊島与志雄 「野に声なし」
...患者を生かす殺すの力は自分にはないことが次第にはっきりわかってきた...
永井隆 「この子を残して」
...生かすの殺すの、あなた、水の出端(でばな)や主(ぬし)ある間の出来事とは違いまして、生かすの殺すの、そんな野暮なものじゃございません……」しかし竜之助は冷罨法(れいあんぽう)を施しつつ答えず...
中里介山 「大菩薩峠」
...その研究を生かすには...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...それを生かすことだってできる...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...さる刹那の念を生かすか...
別所梅之助 「石を積む」
...それを生かすために百の事件...
堀辰雄 「詩人も計算する」
...その良心を持ち続けて永続して生かすことにかけては殆んど無力で怠慢であった...
三好十郎 「俳優への手紙」
...彼等を生かす機能も余地も持たなかった...
吉川英治 「平の将門」
...生かすとも、殺すとも、片づけてから行けっ...
吉川英治 「松のや露八」
...その生かすべき美の霊感に動いていた間は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索