例文・使い方一覧でみる「甘心」の意味
スポンサーリンク...彼女は、甘心で彼と別れることに同意した... 
...彼女は甘心して、彼女の夢を諦めた...
...彼は甘心しない性格で、常に成功を追求する...
...彼女は甘心せず、男性に圧力をかけられた...
...残念ながら、彼は甘心することなく、自分の失敗を受け入れる必要があります...
...羊の皮を着て群羊の甘心を買ふの奸物ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...盆池の趣ある松島に甘心するあたはず...
大町桂月 「金華山」
...そのことは何やら美佐子の甘心を買うごとき形になるのである...
高見順 「如何なる星の下に」
...美佐子の甘心を買わねばならぬ必要を...
高見順 「如何なる星の下に」
...亞細亞に於ける支那中心説に甘心するを得ん耶...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...尤も甘心すと雖も...
太宰治 「右大臣実朝」
...聞く人はもとより説く人さえもその心においては決して悦服甘心せざることは当然のことといわざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...あの長押（なげし）に貼った二枚の番附だけの獲物（えもの）で充分に甘心して出て来たものと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...その骨をまでしゃぶらなければ甘心（かんしん）ができないという執念に燃え出している...
中里介山 「大菩薩峠」
...太刀の音の使いわけでも聞いて甘心するつもりかと思えば...
中里介山 「大菩薩峠」
...一遊妓の甘心（かんしん）を買う...
福田英子 「妾の半生涯」
...専心取締りの甘心（かんしん）を迎え...
福田英子 「妾の半生涯」
...云はば甘心を買つたのである...
牧野信一 「毒気」
...孰れも軍事美譚や明快な探偵劇で観客の甘心を涌かせてゐるのに...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...そんなことを云つて娘の甘心を誘はうとしてゐるのではなくて...
牧野信一 「露路の友」
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