...西廂記と琵琶記とを間違え居られし為...
芥川龍之介 「森先生」
...衝立のすぐ前に太鼓と銅鑼と琵琶など置く...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...琵琶(びは)悲(かな)しげに眠りゐて...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「薄紗の帳」
...見事琵琶湖が埋まるでせうかな...
薄田泣菫 「茶話」
...○ゆく春や重き琵琶の抱き心これは藝術...
竹久夢二 「砂がき」
...じつはわたくしも先刻から此処におりましたなれども御清境のおさまたげをしてはと存じてさしひかえておりましたがただいま琵琶行をおうたいなされましたのを拝聴しまして自分もなにかひとくさり唸(うな)ってみたくなりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...脚下(あしもと)に展けて居る琵琶湖の水面の...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...目隠しされてそこへ連れて行かれた医者がその家で聞いたという琵琶(びわ)の音や...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...塩田君はやおら琵琶を抱(かか)え...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...余念なく毀れた琵琶の手入れをしながらも...
中里介山 「大菩薩峠」
...御承知の通り琵琶にもいろいろございまして、妙音の琵琶、平家の琵琶、荒神の琵琶、地神盲僧の琵琶……名はいろいろでございましても、源(もと)は一つでございます」寄ってたかって聞いている連中は、思いがけないところから一人の小坊主が飛び出して、問われもしない説明をやり出したのに驚かされました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにあの通り日本一の大琵琶の湖が...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはなんとなく琵琶湖に似ているけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...十七琵琶湖畔に農民暴動の空気が充ち満ちている――ということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...近頃の琵琶湖はさっぱりいけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで琵琶(びわ)の古曲でもかなでるような...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...幽咽(ゆうえつ)たる琵琶の音を耳にした...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...江戸川上水の琵琶橋(びわばし)(今の石切橋)に着く――という嫁方との打ち合せなので...
吉川英治 「松のや露八」
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