...私は立葵を描いた光琳と乾山との作を見たことがありますが...
薄田泣菫 「雨の日に香を燻く」
...尾形光琳の趣好で...
薄田泣菫 「雨の日に香を燻く」
...文琳や古を買ふ金があつたら...
薄田泣菫 「茶話」
...八郎右衛門は羽織の事も光琳の事もすつかり忘れて...
薄田泣菫 「茶話」
...光琳の躑躅(つつじ)などは...
太宰治 「トカトントン」
...光琳にあらわれた元禄時代...
津田左右吉 「偶言」
...色彩のモンタージュはいかにすべきかについてはやはり東洋画ことに宗達(そうたつ)光琳(こうりん)の絵や浮世絵は参考になるであろう...
寺田寅彦 「映画芸術」
...こんな光琳(こうりん)風の図柄などを知っているはずがない」ひょろ松は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...けれどもこの実景に比べては光琳の屏風などは無論問題ではない...
牧野富太郎 「植物記」
...この二小冊子を比較して見ても同じ百合の花が光琳のは強い線で画いてあり抱一のは弱い線で画いてある...
正岡子規 「病牀六尺」
...光琳のように装飾のための装飾...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七月二十六日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(光琳筆「群鶴図屏風」の絵はがき)〕文学と科学についてなかなか面白いたくさんの問題がありますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは「慨郭音義疎略、慧琳音義不伝、遂述大蔵経音疏五百許巻」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ようやく光琳のあやめ扉風と...
横光利一 「旅愁」
...東野も光琳には満足した微笑を泛べて動かなかった...
横光利一 「旅愁」
...横手の光琳の梅を書いた古(ふる)ぼけた大きい襖子(ふすま)を開けると十畳敷許の内陣(ないぢん)の...
與謝野寛 「蓬生」
...小皿ほどもある光琳菊の白いのと黄色いのとが...
吉川英治 「折々の記」
...光琳などにいたる琳派のものまでを...
吉川英治 「折々の記」
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