...誰にも理解されないのをかえって得意がる気味があった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...どうしても西洋人にはシッカリ理解されないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ほんとうに理解されないわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...単なる科学的概念構成の基本構造としてしか理解されない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...決して理解されないし...
戸坂潤 「科学論」
...逆に云うならば空間として理解されない処に空間という性格は成り立ちようがないのである...
戸坂潤 「性格としての空間」
...だが認識は実行と離れて理解されないということも...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...本当の意味は一寸理解されないかもしれない...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...この偉業の意味は理解されない...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...一般にはこの書の真意は理解されないであろうと考え...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...彼等に理解されないことから...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...理解されない急激な痛みが走つたが...
林芙美子 「なぐさめ」
...今日の気象学の知識では理解されないことが多い...
久生十蘭 「南極記」
...事實が存在と矛盾するといふことも理解されないであらう...
三木清 「歴史哲學」
...それだから意識が何であるかも現實の存在の分析を離れては具體的に理解されない...
三木清 「歴史哲學」
...また理解されないこともけなす...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同時にその人は当時第一流の芸術家や名僧智識達にも容易に理解されない程の深遠な芸術の哲理を体得しているので...
夢野久作 「能とは何か」
...これらのことは既成の宗教を宗教的真理そのものと混同することによっては決して理解されないであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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