...「現身を明かす」- reveal one's true identity...
...「現身を隠す」- hide one's true identity...
...「現身を現す」- appear in person...
...「現身不明」- missing, whereabouts unknown...
...「現身もなく」- without a trace (literally "without even a presence")...
...今現身(げんしん)の英傑は我が目前咫尺の處に突兀として立ち給うたのである...
石川啄木 「雲は天才である」
...現身(うつそみ)の世を赦(ゆる)しえず...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...現身(うつそみ)の世を赦(ゆる)しえず...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...現身(うつそみ)の「大畏怖(だいいふ)」立てり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...現身に立出で給へと求め奉る事の無益なるは勿論ながら...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...かくや木がくれに現身(うつそみ)の世も見たまはめ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...智恵子は現身(うつしみ)のわたしを見ず...
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼女の面影がまるで現身(うつそみ)のようにまざまざと見え...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...その頃一人の僧があって現身に補陀洛山に祈参するとて...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...及其稟化、而與現身相結合...
西周 「靈魂一元論」
...現身(うつしみ)の温かい血肉を盛った...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何とまあ現身はかなしいものであるわいと云ふやうな文章を雑誌に掲げたことがある...
原民喜 「四五ニズム述懐」
...恋人は現身後生善悪(よしあし)も分たず知らず君をこそ頼めひたすら思ふ一人にすがりついてひとり今生のみならず来世までも頼んで悔いざる一向(ひたむき)な心を歌つたもの...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...現身(うつそみ)とおもひし妹(いも)が...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...それは特定の現身ではないのだけれど...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...けんめいに現身(うつしみ)の若者に肖せることに熱中し...
山川方夫 「菊」
...ただ現身(うつそみ)だけを朝音(ちょうおん)暮音(ぼおん)の松かぜにおいて...
吉川英治 「私本太平記」
...その御面影(おんおもかげ)を現身(げんしん)にえがいてみたいと宿望にしていたのである...
吉川英治 「親鸞」
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