...今後の研究によってこの規則正しさに関していろいろ新しい興味ある発見が現われることであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ヨブ記の最後に至って現われるのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...いつになったら現われるか分ったものではない...
海野十三 「深夜の市長」
...そろそろ正体が現われるのでしょうよ」許宣をはじめ傍にいた者は...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...アルベールの顔が見たくなる瞬間を見すましてアルベールの顔が現われる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...ただ近来少数ではあるがまじめで立派な連句に関する研究的の著書が現われるのは暗夜に一抹(いちまつ)の曙光(しょこう)を見るような気がして喜ばしい...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...蕭瑟(しょうしつ)たる秋光の浜に立てば影なき人の姿がつい眼前(めさき)に現われる...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...之に対して個別化が歴史科学の概念構成を第一に性格づけるものとして現われるのは必然でなければならぬ...
戸坂潤 「科学方法論」
...ヘーゲルの自由に於ける一種のロマン派的契機の内に現われる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...甚だ自信のない而も無理だらけの「自信家」となって現われる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...「死」の象徴として現われる...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...十字架のように現われると見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本の中にさえ蒋介石よりも蒋介石によく似たという人間も現われるものなのでありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一定の歴史的時期において集中的に大量的に現われるのみでなく...
三木清 「哲学入門」
...不意に我々に現われる不徳...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...りっぱな馬のものが現われるということをあげる...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼女がいつも万三郎のいる処へ現われるのはお互いが同じ「朱雀調べ」の敵味方だからで...
山本周五郎 「風流太平記」
...しばしば天才婦人の現われるという事実が女性もまた男子と対等に進化し得られる素質を備えていることを暗示しているのであるが...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
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