...その店には珍物がたくさんあるらしい...
...旅先で珍しい珍物を見つけた...
...収集家は珍物を集めるのが趣味だ...
...珍物を探しに市場へ行く...
...彼女は海外旅行で珍物を買って帰ってくるのが好きだ...
...実(じつ)に稀世(きせい)の珍物(ちんぶつ)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...今度の『中央公論』に「二百十日」と申す珍物をかきました...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...「きょうは御一同に御披露(ひろう)したい珍物がございます...
太宰治 「新釈諸国噺」
...珍物入来(ちんぶつにゅうらい)」さすがの道庵先生が舌を巻いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「老(ヒネ)タル栗ヲ用ヰ殻ヲ連ネテ晒乾シ稍皺バミタル時臼ニ搗(ツ)キテ殻及シブ皮ヲ去レバ則チ内黄白色ニシテ堅ク味甜ク美ナリ或ハ熱湯ニ浸シ及ビ灰ニシテ軟キヲ待テ食フモ亦佳シ或ハ食フ時一二顆ヲ用テ掌ニ握リ稍温ムレバ則チ柔ク乾果ノ珍物ト為ス也以テ嘉祝ノ果ト為スハ蓋シ勝軍利(カチクリ)ノ義ニ取リ武家特ニ之レヲ重ンズ」(漢文)と書いてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...天下の珍物を採集するに骨を折ってまいった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この二海神まさにこの海より出た珍物を愛(め)で受くべし」てな言(こと)だ...
南方熊楠 「十二支考」
...世尊毎(いつ)も舎利弗は欲少なく足るを知ると讃むるが我らの手に入らぬこの珍物を蓄うるは世尊の言と違うと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...今日の供養は山海の珍物を尽されたが...
南方熊楠 「十二支考」
...そんな物に飽きたお屋敷の子は珍物(めずらしもの)好きの心から烈(はげ)しい異国趣味に陥って何でも上等舶来と言われなければ喜ばなかった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...大原心の中(うち)に「なるほど非常の珍物だ...
村井弦斎 「食道楽」
...サア今度の料理も珍物だから試してくれ給え」と客の前の皿を下女に取かえさしめ「大原君...
村井弦斎 「食道楽」
...そう云う珍物が御用とあれば差し上げる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...尤(もっと)も食卓の飾にする初物(はつもの)や珍物(ちんぶつ)はお好(このみ)なさらず...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...始めのうちはただ名を聴(き)いたばかりの珍物(ちんぶつ)で...
柳田国男 「母の手毬歌」
...田甫(たんぼ)の狸汁と公園の珍物茶屋...
山本笑月 「明治世相百話」
...いつ頃の作かは知らぬが全く珍物...
山本笑月 「明治世相百話」
...いつぞや書いた珍物茶屋の釈迦六こと木崎六之助が弥陀垣阿文...
山本笑月 「明治世相百話」
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