...昨日東京を立つ時に買つた講談玉菊燈籠(たまぎくどうろう)を少し読んだ...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...なき玉菊(たまぎく)が燈籠(とうろう)の頃(ころ)...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...……親類に連れられて、浅草から燈籠(とうろう)を見に行っただけなんです、玉菊の、あの燈籠のいわれは可哀(あわれ)ですわね...
泉鏡花 「薄紅梅」
...わたしはその時新曲の執筆に際して竹婦人(ちくふじん)が玉菊(たまぎく)追善(ついぜん)水調子(みずぢょうし)「ちぎれちぎれの雲見れば」あるいはまた蘭洲(らんしゅう)追善浮瀬(うかぶせ)の「傘持つほどはなけれども三ツ四ツ濡(ぬ)るる」というような凄艶(せいえん)なる章句に富んだものを書きたいと冀(こいねが)った...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...なき玉菊が灯籠の頃...
永井荷風 「里の今昔」
...なき玉菊(たまぎく)が燈籠の頃...
永井荷風 「里の今昔」
...岡野知十氏の玉菊とその三味線をよむ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...なき玉菊が燈籠(とうろう)の頃...
樋口一葉 「たけくらべ」
...なき玉菊が燈籠の頃...
樋口一葉 「たけくらべ」
...なき玉菊(たまぎく)が燈籠(とうろう)の頃(ころ)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...享保中の遊女玉菊の事に網打七五郎の事を併せて作ったものである...
森鴎外 「細木香以」
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