...玉篇は、三十六卷、二十七万余字からなる漢字辞典の名称である...
...中学生の漢字テストでは、玉篇から出題される漢字が多い...
...玉篇の編纂者である許慎は、漢代の学者・儒家であった...
...玉篇は、中国古代において漢字を学ぶ上で重要な書物とされている...
...玉篇は、音韻を重んじることで、漢字の正確な読み方や意味を解説している...
...古い一冊の玉篇の外に漢和辞典を買うことさえ...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...桃と櫻を兩手にもちて、どちが桃やら、櫻やら、右に鵬齋先生、左に蜀山人、天下の風流はわが一身に集まれりと、小さき鼻うごめかしけるが、蜀山人の書き殘したる一筆、※の字を何と讀むぞと、宿題をかけられて、はてな/\、二水に虫、玉篇にもなく、康起字典にもなし...
大町桂月 「牛經」
...此の玉篇は今日其の儘で保存されては居りませぬ...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...玉篇も、梁、陳の時に顧野王が之を著はしてから、段々手を入れて變つて行つた...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...宋元の間に玉篇の版になつたものが何十種と云ふ程あります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...字の音と字の解釋とは顧野王の玉篇其の儘にしてあります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...顧野王の玉篇などに載つて居る織物から以後は大體實物を想像し得られる...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...玉篇は顧野王の原本の存在して居るのは全體の半分にも足りないが...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...この種のものにいわゆる珠玉篇(へん)が相当ある...
中谷宇吉郎 「科学映画の一考察」
...チェロのために数十曲の珠玉篇(しゅぎよくへん)を作った...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そしてもっと美しい珠玉篇の驚くべき連発だったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...リストの編曲の珠玉篇には帽子を脱いでいるのは興味の深いことである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...――小ざかしき後輩の手を加えることなしに――オリジナルの珠玉篇を提供しようという企ては...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...『玉篇(ぎょくへん)』には「ハ藤也」とあり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また『大広益会玉篇(だいこうえきかいぎょくへん)』にも同じく「ハ藤也」とあり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...共に掬す可き殊玉篇である...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...右件(くだん)の年号にて玉篇の古鈔知べし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...紅玉篇かげろう記一承安(じょうあん)四年は...
吉川英治 「親鸞」
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