例文・使い方一覧でみる「獰悪」の意味


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...葉子に一種の獰悪(どうあく)な誇りをもってそれをして...   葉子に一種の獰悪な誇りをもってそれをしての読み方
有島武郎 「或る女」

...いと獰悪(はらぐろ)き狐あり...   いと獰悪き狐ありの読み方
巌谷小波 「こがね丸」

...青い顔に赤い鬚を生(は)やしてあるのでもっとも獰悪(どうあく)に見えた...   青い顔に赤い鬚を生やしてあるのでもっとも獰悪に見えたの読み方
田中貢太郎 「陸判」

...女人と云うものが如何に獰悪(どうあく)な動物であるかを...   女人と云うものが如何に獰悪な動物であるかをの読み方
谷崎潤一郎 「二人の稚児」

...人の弱点を捕えて勝ち誇ったような驕慢(きょうまん)な獰悪(どうあく)な態度は醜い厭な感じしか傍観している私には与えなかった...   人の弱点を捕えて勝ち誇ったような驕慢な獰悪な態度は醜い厭な感じしか傍観している私には与えなかったの読み方
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」

...彼は獰悪に歪んだ顔を打ちふりながら戸外へ出た...   彼は獰悪に歪んだ顔を打ちふりながら戸外へ出たの読み方
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」

...獰悪な眼の光を浴びせられたものがあるならば...   獰悪な眼の光を浴びせられたものがあるならばの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...いずれも獰悪(どうあく)な色を現わしていることを見て取らないわけにはゆきませんでした...   いずれも獰悪な色を現わしていることを見て取らないわけにはゆきませんでしたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...一種獰悪(どうあく)な眼つきで見ていた...   一種獰悪な眼つきで見ていたの読み方
夏目漱石 「坑夫」

...さすがの獰悪派(どうあくは)もおとなしく交(まぜ)っ返しもせずに聞いていた...   さすがの獰悪派もおとなしく交っ返しもせずに聞いていたの読み方
夏目漱石 「坑夫」

...五寸の円の内部に獰悪(どうあく)なる夜叉の顔を辛うじて残して...   五寸の円の内部に獰悪なる夜叉の顔を辛うじて残しての読み方
夏目漱石 「幻影の盾」

...しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪(どうあく)な種族であったそうだ...   しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...その声は人とも獣(けもの)とも分かぬ一種の兇暴獰悪(ねいあく)の唸り声に圧せられんとしつつあるなり...   その声は人とも獣とも分かぬ一種の兇暴獰悪の唸り声に圧せられんとしつつあるなりの読み方
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」

...自分の全身が獰悪な猛獣に取り巻かれてゐるやうな気がしだして...   自分の全身が獰悪な猛獣に取り巻かれてゐるやうな気がしだしての読み方
北條民雄 「間木老人」

...それは獰悪(どうあく)に天才的なディレッタンティズムの...   それは獰悪に天才的なディレッタンティズムのの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」

...昨夜お春に対して挙動(ふるま)ったような邪悪無情な事をするようになった呉羽之介に相当する獰悪(どうあく)な表情を絵姿の上に加えたのであります...   昨夜お春に対して挙動ったような邪悪無情な事をするようになった呉羽之介に相当する獰悪な表情を絵姿の上に加えたのでありますの読み方
三上於兎吉 「艶容万年若衆」

...鏡を示して自らその顔の獰悪(どうあく)なるに懼(おそ)れ死にせしむるほかの手なしと...   鏡を示して自らその顔の獰悪なるに懼れ死にせしむるほかの手なしとの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...獰悪(どうあく)な人物が多数を占めていたわけではない...   獰悪な人物が多数を占めていたわけではないの読み方
森鴎外 「高瀬舟」

「獰悪」の読みかた

「獰悪」の書き方・書き順

いろんなフォントで「獰悪」


ランダム例文:
自粛する   移し植える   乱心による  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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