...猿猴を真似てゐるマドモアゼル...
李箱 「AU MAGASIN DE NOUVEAUTES」
...さて木から落ちた猿猴(さる)の身というものは意久地の無い者で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...猿猴栄次また自らの懺悔劇を羽衣座で上演したことが伝えられている...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...この猿猴栄次を宗としたものにちがいない...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...二十五年前喜望峯東南州の荒野で邏卒(らそつ)二名が猴群に雑(まじ)った一男児をみつけ...
南方熊楠 「十二支考」
...ワリス氏が南洋で集めた猴の諸名を見るも...
南方熊楠 「十二支考」
...猴に似て長臂(ちょうひ)なるは(えん)なり...
南方熊楠 「十二支考」
...寂しい処で通宵(つうしょう)これを聴く趣はとてもわが邦の猴鳴の及ぶところでなく...
南方熊楠 「十二支考」
...昨今支那にコルゴを産すと聞かぬが、前述の仰鼻猴や、韓愈の文で名高い(わに)など、ありそうもない物が新しく支那で見出されて学者を驚倒させた例多く、支那の生物はまだとくと調査が済まない...
南方熊楠 「十二支考」
...一度刃物で怪我(けが)した猴は二度とこれに触(さわ)らず...
南方熊楠 「十二支考」
...若猴数疋果を採らんとて後(おく)るれば殿士来って追い進ましむ...
南方熊楠 「十二支考」
...なおこの正体のほかにこれに似た一猴像あり...
南方熊楠 「十二支考」
...インドでも子欲しき女はハヌマン猴神の祠に往き燈明を供える...
南方熊楠 「十二支考」
...猴の三十歳を貰(もら)い受けて人寿百歳と定まった...
南方熊楠 「十二支考」
...山梨の事は「猴の民俗と伝説」に載せて置いた...
南方熊楠 「十二支考」
...猴の察しがよいのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...足利時代に流行った「猿猴月をとる」という猿が片手を極端に伸ばしている画題があるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...京都の龍泉庵や金地院の猿猴(ゑんこう)図をみれば...
吉野秀雄 「長谷川等伯の「松林図屏風」」
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