...子供は二の丸なんぞへ行ってはいけないと云うんだ」「どなたがそう仰っしゃいますの」老女は法師丸の...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...どっと二の丸の方へ押し返し...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...廿五日には二の丸を奪われ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...この二の丸は、主なる書院が、一の間、二の間、三の間となっていて、襖(ふすま)やその他の張り付けが、金銀の箔を置いて立派な絵が描れていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...二の丸へ帰住せられた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...二の丸に新たに御座所の用意を仕り置きました故に...
中里介山 「大菩薩峠」
...小出辰弥 井伊家の臣牧田数馬 大久保家の臣村野伊平 二の丸大目付与力林市郎兵衛 小普請組斧田又平 同沢野雄之助 同太田嘉助 八丁堀与力の二男梶原大九郎 町奉行与力添島公之進 同中谷兵馬 交代寄合の四男この内...
山本周五郎 「風流太平記」
...二の丸御殿で祝宴がひらかれ...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...それとも二の丸の方でござろうか」「さあ...
吉川英治 「江戸三国志」
...二の丸の塗籠造(ぬりごめづく)りの一室へあんないされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「かれを二の丸へ近づけては一大事!」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...二の丸へ渡っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして目の下の二の丸へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...二の丸や北の丸へ上がるわけには...
吉川英治 「新書太閤記」
...それが、この大坂城へ移ってからは、いつのまにか、三の丸には、三条(さんじょう)の局(つぼね)だの、加賀(かが)の局というのができ、また、二の丸には、寧子も、(……まさか?)とは思っているが、去年、北国攻めの凱旋(がいせん)と共につれ帰った――浅井長政のわすれがたみで、故信長の妹、お市の方のむすめ達三人を――秘園(ひえん)の花と愛(め)で育てている...
吉川英治 「新書太閤記」
...二の丸の森と空地の一所に移し...
吉川英治 「新書太閤記」
...――二の丸から見ても...
吉川英治 「新書太閤記」
...伝右衛門は二の丸の副将に...
吉川英治 「新書太閤記」
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