...人間と猩々とが同一の祖先を有すると云ふ一番明瞭な証拠ではあるまいかと云ふ事と...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...娘は嬉しさうにきやつ/\軽躁(はしや)ぎながら色々な事を猩々に話しかけた...
薄田泣菫 「茶話」
...そして猩々緋(しょうじょうひ)の絨氈(じゅうたん)が...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ほんの小謡ひの幾番と「猩々」...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...十八世紀の末ベルナルダン街に猩々が出たという名高い確かな事実と...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...綽名(あだな)を猩々齋と言はれるほどの酒豪で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それよりか素直に猩々を受け取つて来てしつかり閉ぢ籠めて置いて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...水夫は決心して猩々の跡から附いて登つて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...――ボルネオ種のたいそう大きい黄褐色の猩々一匹...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...「あなたは猩々のことでお訪ねになったのでしょうな...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...猩々のきょろきょろした血ばしった眼つきが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...猩々は持主自身に捕えられ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...古書に、〈猩々黄毛白耳、伏して行き人のごとく走る、頭顔端正、数百群を成す〉などあるが、一つもオラン・ウータンに合わぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...猩々なども身を斜めにして躄(いざ)り歩く...
南方熊楠 「十二支考」
...羽織は猩々緋(しょうじょうひ)...
南方熊楠 「十二支考」
...猩々暁斎の烏の画は...
山本笑月 「明治世相百話」
...(十三)猩々(十四)小鍛冶(十五)岩船半能(十六)烏帽子折子方(十七)田村(十八)殺生石直面(十九)羽衣ワキ(二十)是界(二十一)蘆苅(二十二)箙(えびら)(二十三)湯谷(ゆや)ツレ(二十四)景清ツレ――但これは稽古だけで能は中止(二十五)船弁慶ツレ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...「あれは駝鳥か猩々(しょうじょう)の牝(めす)か」と囃(はや)した...
吉川英治 「三国志」
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