...若し人間と猩々(しやう/″\)と交合させたら...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...猩々(しょうじょう)の様に真赤になっていた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...猩々はまた黙つて小娘のお喋舌(しやべり)に耳を傾けてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...奈良人形の猩々や...
谷崎潤一郎 「少年」
...ほんの小謡ひの幾番と「猩々」...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...上野の動物園で東印度生れの猩々が死んだ...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...そして猩々を抱くだろう...
直木三十五 「大阪を歩く」
...一本氣の猩々齋が腹を立てることでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私もおどろきました」猩々の子供は胸のあたりを掻きながら立ってきて...
久生十蘭 「蝶の絵」
...猩々は鞭を見るや否や...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...「あなたは猩々のことでお訪ねになったのでしょうな...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...猩々は、扉がうち破られるすぐ前に、避雷針を伝って部屋から逃げ出したにちがいない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...猩々緋(しょうじょうひ)のような唐紅(からくれない)に彩られそめたとおもったら...
正岡容 「小説 圓朝」
...それより転じて赤毛で酒好きのオラン・ウータンを専ら猩々と心得るに及んだのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...今猩々の屍を懇(ねんごろ)に葬り弔い...
南方熊楠 「十二支考」
...すわや例の猩々緋よ...
南方熊楠 「十二支考」
...「あれは駝鳥か猩々(しょうじょう)の牝(めす)か」と囃(はや)した...
吉川英治 「三国志」
...猩々皮(しやうじやうがは)の御沓(おんくつ)に...
吉川英治 「新書太閤記」
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