...独得のスキルを持っている...
...彼女は独得の方法で問題を解決した...
...その技能は独得によって習得したものだ...
...彼の成功の秘密は、独得による独自のアプローチにある...
...独得の才能を発揮した彼女は、賞を受賞した...
...独得な味がありますね...
芥川龍之介 「長崎小品」
...而もああいふ種類の商人の店独得の...
宇野浩二 「質屋の主人」
...茂吉独得のものである...
宇野浩二 「茂吉の一面」
...その涵養(かんよう)せる新智識と独得の才気を以て各種の事業を企て...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...此泉何以珍適与真茶遇在物両清純於予独得趣……………………と詩を作って歌ったということだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...わたしはそれはあるそれ独得の健康さを享(う)けうるのではないかとあやぶむ者である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...棒にかけても尾張が独得で...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本にも神代から独得の日本文字があったということだが...
中里介山 「「峠」という字」
...絶体絶命しようがないから自家独得の曲乗のままで女軍の傍をからくも通り抜ける...
夏目漱石 「自転車日記」
...このパリの市井(しせい)の物語を独得の方法で描いたオペラは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...独得な女の生き方に...
林芙美子 「浮雲」
...シカシ菽麦(しゅくばく)を弁ぜぬ程の痴女子(ちじょし)でもなければ自家独得の識見をも保着(ほうちゃく)している...
二葉亭四迷 「浮雲」
...実は感傷といふ人間独得の苦痛に対する武器を持つてゐるためだと思はれた...
北條民雄 「キリスト者の告白」
...もっとも語るべきことが全然ないわけでもなく、僕独得の流儀で、何やかや体験しなかったわけでもありません...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ここにそういう資質の独得な歓喜と悲劇ともふくまれているわけでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...第百九十二昆布(こんぶ)スープとかくの中(うち)に晩餐(ばんさん)の時刻となりて中川家独得の長食卓(ながてーぶる)は客の前に持出(もちいだ)されぬ...
村井弦斎 「食道楽」
...旧家には独得のおいしい漬物類(つけものるい)が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その奥に能楽独得の芸的高貴さが光らない...
夢野久作 「能とは何か」
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