...わがルナアルの仕事の独創的なものだつたことを十分には認めてゐないらしい...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...独創的なものを作る興味が出てくる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...もっと独創的な新天地へ突き進んでいたかも知れない...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...真に独創的な思想を披瀝し...
辻潤 「錯覚自我説」
...ある与えられた研究題目に対して独創的な実験的方法を画策して一歩一歩その探究の歩を進めて行った道筋の忠実な記録を読んで行くときの同学読者の心持ちは...
寺田寅彦 「科学と文学」
...そういう種類のものにはやはり必ず何かしら独創的な内察があり暗示があり...
寺田寅彦 「科学と文学」
...今の科学的な利器は単に独創的な素人の思いつきや苦心だけで完成するにはあまりに多くの専門的知識の素養を必要とする...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...第一構図や意匠の独創的な事は別問題としても今ここに論じているような「不協和の融和」という事が非常にうまく行われているので...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...自分が他の種々の点で優れたと思う画家の中でも色彩の独創的な事において同君と比肩すべき人を物色するのは甚だ困難である...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...そして最も独創的な社会学者 G. Tarde はこの点に就いて吾々を助ける(La logique sociale を見よ)...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...当時の氏の他の独創的な論策に較べて著しく地につかない青臭いものであった...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...それから又その独創的な(?)追加的解釈...
戸坂潤 「思想としての文学」
...芸術の若々しい独創的な力を真面目(まじめ)に擁護することであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...如何なる独創的な思想も...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...たいてい独創的な思いつきをしてひとを驚かすのだが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...いたずらに水彩画などを描(か)いても器用で独創的なところがあった...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...ちょっとした独創的な箇所が含まれていなかったとしたら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...今日まで歴史の殆どない独創的な仕事であつた...
柳宗悦 「和紙十年」
便利!手書き漢字入力検索