...その着想の独創的なのに...
有島武郎 「私の父と母」
...オリジナルの部分はわずかに三分といったような仕事が堂々と独創的な顔で通っているようである...
高見順 「如何なる星の下に」
...真に独創的な思想を披瀝し...
辻潤 「錯覚自我説」
...最独創的な自然観人生観を盛った随筆の「中間物」とを対比させて見れば...
寺田寅彦 「科学と文学」
...何かしら独創的な研究の端緒をその中に物色しようとする...
寺田寅彦 「自由画稿」
...なんだか人好きの悪そうな風景画や静物画に対するごとに何よりもその作者の色彩に対する独創的な感覚と表現法によって不思議な快感を促されていた...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...そして最も独創的な社会学者 G. Tarde はこの点に就いて吾々を助ける(La logique sociale を見よ)...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...長岡博士や故寺田寅彦博士の地球物理学方面の独創的な卓見は興味あるものだし...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それから又その独創的な(?)追加的解釈...
戸坂潤 「思想としての文学」
...甚だそうありそうなことで大して独創的な着眼ではないが...
戸坂潤 「社会時評」
...矢張りその言論家乃至言論機関自身の独自な独創的な対社会的な意志から発動したという条件がなければ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼の「近世的」なそして独創的な哲学そのものの...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...云わば氏の独創的な――併し現に実地に理研コンツェルンを支配の下に実現しつつある処の――産業哲学なのである...
戸坂潤 「読書法」
...尤も氏の独創的な産業哲学と云っても...
戸坂潤 「読書法」
...主として独創的な研究者が来て教えていたが...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...警部が独創的な考えと捜査方法の持ち主だと分かり始めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...そいう内から破ってゆく独創的な力...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どれほど独創的なものがあったか...
柳宗悦 「民藝四十年」
便利!手書き漢字入力検索