...涼しすぎるその色のうごく出来秋のなかで独りごというてゐる男秋らしい村へ虚無僧が女の子を連れて・秋日和のふたりづれは仲のよいおぢいさんおばあさん・晴れて雲なく釣瓶縄やつととゞく・声はなつめをもいでゐる日曜の晴れ九月十日秋ぢや...
種田山頭火 「行乞記」
...」つぶやくようにかれは独語した...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...販売取次店のインスティチュートとしての独立は一応現象としては承認されるだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...記者は独自のニュースを手に入れることを許されないばかりでなく...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...しかし彼は自分の独立を救い出さなければならなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は安全と孤独とを感じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほんとうの独り旅は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...九年間も孤独をまもつて来た女らしく...
林芙美子 「浮雲」
...『新青年』の独占であった探偵小説が...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...今日こそ宜(い)い心地(こころもち)だと独(ひと)り心で喜び...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...――退屈だから独りで海のほとりに散歩に出かけた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...独り田中俊庵と云ふものが当時の幕府医官中に見えぬが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...独(ひと)り席を起(た)つて我々の集まつてゐる所へ出て来て...
森鴎外 「大塩平八郎」
...今述べたような彼の散歩気分がかもし出す独特な魅力に至っては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...独断の物を掲げて以て世に示すことは思想の自由を尊ぶ者をして其中に入るを嫌はしむるの媒たりと...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...今度は全く独りだ...
山本周五郎 「青べか日記」
...独りニヤニヤと顔へ出て来るものをつつまれなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...孔子の語の中の独立の命題はちょうどこの格言のようなものである...
和辻哲郎 「孔子」
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