...狄青は独り聞かなかった...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...そこで北狄(ほくてき)が侵入したまでである...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...いわゆる支那の歴史あって以来周狄(しゅうてき)の後に匈奴(きょうど)となり...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...ほとんど北狄の襲ってくるのに備えるような有様である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...夷狄(いてき)の露西亜(ロシア)に勝ったのだ...
田中貢太郎 「春心」
...その子孫に至ればたちまち北狄(ほくてき)蛮人の鉄蹄(てってい)に蹂躙(じゅうりん)せられたるにあらずや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その文明国を夷狄視(いてきし)することの浅見より...
中里介山 「大菩薩峠」
...一応は夷狄のものをケナしてみるのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...夷狄(いてき)だの中華だのと...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...と云うのは夷狄(いてき)の奴は不浄の者であるからお祓(はらい)をして体(たい)を清めて入れると云(い)う意味でしょう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...北狄間にもそんな風があった痕跡として...
南方熊楠 「十二支考」
...自註、延齢備州酒名、是日席上侑之、盧狄謂蘭軒斎、二人皆少於余十数歳...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其背後には支那の歴史に夷狄(いてき)に対して和親を議するのは奸臣(かんしん)だと云ふことが書いてあるのが...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...夷狄なんするものぞと高吟するような態度は...
山本周五郎 「新潮記」
...高幹は命からがら北狄(ほくてき)の境をこえて...
吉川英治 「三国志」
...「隴西(ろうせい)狄道(てきどう)の生れ...
吉川英治 「三国志」
...北方の夷狄(いてき)に備える梁中書(りょうちゅうしょ)が下の常備軍も数十万と聞えるだけに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戦国時代における夷狄(いてき)との混淆(こんこう)は顕著な事実である...
和辻哲郎 「孔子」
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