...重太郎の退治した狒の子孫は未だに人身御供を貪(むさぼ)つてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...それは一時道廳が懸賞を以つて退治したにも由るが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その頃は多分痔を療治していられたかと想う...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...水虫はいゝ藥があつてうまく治してゐたが...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...これを統治し難い事情があつたと見えて...
太宰治 「津軽」
...亀を退治しなくてはならんと云うております...
田中貢太郎 「放生津物語」
...余り早くから海坊主や河童を退治してしまうことは...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...エジプトの医師は食物の取り過ぎを病気の主な原因とみなし、断食、吐剤、下剤、で治し、兵士や旅行者を無料で治す義務を持っている、と言った...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...あの夫婦が無闇に介抱してとうとう治しちまいやがった」といった...
久生十蘭 「黒い手帳」
...夕食、まづき/″\白シチュウを食ひ部屋へ帰ったら、「声が大分いけないから今日は中止、明日一日休みにして、治して下さい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...もし陛下の統治し給う大帝国の立法事業改良のために...
穂積陳重 「法窓夜話」
...おおかた当り前の身体(からだ)に治してもらいに来たのだろう...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...病気を根治して上げることが出来よう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(土俗談語)食べ物を進上して口の病を治して貰った婆様に...
柳田國男 「日本の伝説」
...わずか十日で全治したことがありましたが」と...
吉川英治 「三国志」
...やっと一ト思いに退治しておりました」「歯か...
吉川英治 「私本太平記」
...恐らくは更に長期間この地を統治してきた死のただ中だったのだと厳格な確信をもって言える...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...この不感症を療治してくれる...
和辻哲郎 「寺田寅彦」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??