例文・使い方一覧でみる「狂気の」の意味
スポンサーリンク...此度は狂気の如く相成り... 
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...宇宙を飛んでいるのだと分るだろう」「艇長は艇内に出来るだけ狂気の類をつくりたくないというので...
海野十三 「宇宙尖兵」
...狂気のような私の姿を眼で追うていたが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...三個の発動機は狂気のような大きなうなりを立て...
田中貢太郎 「飛行機に乗る怪しい紳士」
...私に心配をかけるためにです……まるで狂気の沙汰（さた）です……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...種彦は狂気の如く前後左右に切退（きりの）け切払い...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...狂気のように泣喚く...
原民喜 「廃墟から」
...おれらを置いてみな逃げて行くぞ」丸山という相撲あがりの一等兵が狂気のように下艙へ呼びかけた...
久生十蘭 「ノア」
...睡眠・高熱・狂気のとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論（人性論）」
...狂気の如く一家族を雪庭に呼集め...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...彼は狂気のようになって村の自分の宿へまで彼女を背負って帰った...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...血を見ると猩々の怒りは狂気のようになった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...狂気の叔父としてはこれに類する途方もない事を口走るのは稀ではなかつたから...
牧野信一 「白明」
...狂気のように悲鳴をあげた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...狂気のような声を出さずにはいられない...
吉川英治 「江戸三国志」
...狂気のごとく骨髄の痛みを訴えます...
吉川英治 「三国志」
...援軍が見えたぞ！ 援軍が着いた！」「奥州の猛卒猛将」「しかも七千が」「万歳」「万歳っ」東坂本はまるで狂気のあらしだった...
吉川英治 「私本太平記」
...この美しい理想郷を得るは「自覚」の下に立てばやすい事だと狂気のように力ーライルは説く...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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