...銀行口座を開設する際に、名義上の氏名と実際の名前が異なる場合がある...
...本人確認書類は全て名義上の持ち主が持っていなければならない...
...著作権侵害の疑いがある場合、名義上の者に対して訴訟を起こすこともある...
...名義上の所有者が変更された場合は、必ず手続きを行って変更する必要がある...
...感染症の発生時には、名義上ではなく匿名で報告することが望ましい...
...名義上の勢力に於ても...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その多くが単に名義上の葬式であることを知った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...甲乙二県とハ単に名義上の区別にして人類同胞の区別にあらざるなり...
田中正造 「非常歎願書」
...思想上または名義上...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...これらはただ名義上トルコ国を宗国と仰ぐのみにてほとんど独立の邦国に均(ひと)しく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...剰(あま)すところの国もただ名義上において独立国たるを得るのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...更に少なくとも名義上将来に於ても益々この所属を強調することになる筈の...
戸坂潤 「技術の哲学」
...実質上もしくは名義上...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今日のブルジョア政党の実際の機能が果してそれ自身ファッショ化の有力な支持以外のものであり得るかは元来疑問なのだが、それは別として、とに角名義上、この政治的自由なるものは一応その社会的意義を認識し直されて然るべきだということになった...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...首領は名義上の首領にあらずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...首領は名義上の首領にあらずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...名義上の監修國史が出來た...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...名義上の父親――血の上の叔父なる頼錦の暴政には...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...オババサマとは彼の妻の母であって、名義上、小泉家の養子たる彼にとっては、姑(しゅうとめ)の義母に当る老婦人である...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...名義上の奉行だけは此方(こっち)に出来て居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...……私がそれまで名義上の父だとばかりおもっていた...
堀辰雄 「花を持てる女」
...名義上私の祖父にあたる人は...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...或はおもふに谷村は蘭軒が名義上の主治医として願届に書した人名に過ぎぬかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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