...物語の筋と直接関係のない個所だから...
海野十三 「獏鸚」
...物語の筋道(すじみち)を失うので...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それが単に物語の筋をもつて現はれ...
田山録弥 「小説新論」
...物語の筋は一向進展しない...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...このおもしろさはもちろん物語の筋から来るのでもなく...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...物語の筋はむしろ簡単であるが...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...自分の見たのは英訳の抄訳本(しょうやくぼん)でただ物語の筋だけのものであった...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...従ってこれらの音に相当する要素には一つ一つとしての「意味」はあっても一編の歌仙全体にはなんらの物語の筋は作り上げない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...一編の物語の筋を前から読んでいて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あとは簡単にこの物語の筋を通して置きます」話し手の小栗緑太郎はこう言って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この物語の筋とは関係のないことです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この怪奇な物語の筋を進める前に...
野村胡堂 「死の舞踏」
...これで物語の筋を運ぶ段になるのだが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...彼の作品は架空的な物語の筋を図式的にこんぐらがらせ...
平林初之輔 「ヴアン・ダインの作風」
...こんないまの僕の氣持に似合ひさうなパストラアルめいた物語の筋も二つ三つ考へて見たが...
堀辰雄 「手紙」
...千恵蔵は立派で綺麗だが「堀田隼人」とかいふ物語の筋がごた/\してゐておもしろくないので...
牧野信一 「五月六日」
...乍併(しかしながら)先生の御作の尊きはその豐富なる想像によりて編まれたる變化極まり無き物語の筋にはあらず...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...物語の筋のありふれた運びかたについては云わず...
宮本百合子 「「愛怨峡」における映画的表現の問題」
便利!手書き漢字入力検索