...舞台の役者を土間(どま)や桟敷(さじき)から見物するような心持でいた...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...自動車で一と廻りすれば丸の内辺を見物することぐらいは出来る...
谷崎潤一郎 「細雪」
...またあすこをよく見物する便宜を与えられるような資格でいたのでもありませんでした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...立ち止って見物する者ができました...
豊島与志雄 「市郎の店」
...外から物事を見物するのを好む者は常に絶えない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは内国博覧会が盛んに開かれているという事を聞いたのでそれを見物する事と...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...隣りの騒ぎを見物するため...
直木三十五 「南国太平記」
...野郎に軽業をさせて今日はお前と俺がお客になって見物するんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...人々は楽しい興奮を以て見物するだけだ...
中島敦 「南島譚」
...これから逢う人間には超然と遠き上から見物する気で...
夏目漱石 「草枕」
...藤の揃い浴衣で見物することにきめる...
長谷川時雨 「神田附木店」
...氏の專攻題目たる囘教建築を見物することを得たが...
濱田耕作 「埃及雜記」
...私を見物するために...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...人生の種々様々なる断面が覗眼鏡を透して見物する多彩なパノラマとなつて次々に展開し...
牧野信一 「早春のひところ」
...おのれ一人高見の見物する奴も...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...無理にも見物するのだ...
室生犀星 「末野女」
...どうやら寝ころんで見物することになりそうだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...しばし泉下(せんか)から見物するか...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索