...驛傳馬車の通るのを見物することに外ならない...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...あなた方が勝手に芝居見物する時は...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...カマラの駅には汽車と乗客を見物する土民が異様な服装で群れさわいでいた...
谷譲次 「踊る地平線」
...近頃はそんなものを見物する旅客も稀(まれ)になり...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...いろ/\買物することが出来た...
種田山頭火 「其中日記」
...立ち停って見物する...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...わずかな暇を割いて虫の世界を見物する事をすすめたいと思う...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...――煙草でも吹かして見物するか...
豊島与志雄 「阿亀」
...まず芝居だけは十分に見物することが出来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...野郎に軽業をさせて今日はお前と俺がお客になって見物するんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は茶を一杯啜つて何處か見物するのに善い處はないかと聞くとおゑんさんは思ひ立つたやうに余を表の大廣間へ案内した...
長塚節 「菜の花」
...ただ見物するのでさえ心持が好い...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...下の城(ウンターブルク)から見物することになつてゐる...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...ある宴席で川上の芝居を見物するように奴にすすめて...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...人生の種々様々なる断面が覗眼鏡を透して見物する多彩なパノラマとなつて次々に展開し...
牧野信一 「早春のひところ」
...またかれと同じようにこの塔を見物するために上った少女のむれなどが...
室生犀星 「幻影の都市」
...どうやら寝ころんで見物することになりそうだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...この『梅津只圓翁伝』を物するに当って各方面から有力な材料...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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