...西班牙(スペイン)でも...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...二本の牙がニューッとつき出していて...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...その外(ほか)欧洲各国の王室費では西班牙(スペイン)のが一・八五〇・〇〇〇弗...
薄田泣菫 「茶話」
...「象牙にあらざれば彫刻にあらず」という勢いであった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...牙彫界を見渡したところで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「象牙(ぞうげ)の塔か...
太宰治 「乞食学生」
...ある言葉は爪牙(そうが)に似...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大学は再びひっそりした真理探究の象牙の塔となった...
永井隆 「長崎の鐘」
...広島が最後の牙城になるらしいぞ」そういうことを語る清二は――多少の懐疑も持ちながら――正三にくらべると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...いちど敵にかじりついたら、ブルドッグと同じで、牙が折れたって、死んだって、はなしませんよ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...象牙にも紛(まが)ふ白皙(はくせき)の高い額には...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あの葡萄牙尼の苦しげな手紙...
堀辰雄 「七つの手紙」
...能く敵を傷つくべき牙と...
南方熊楠 「十二支考」
...けれどもやがて月が頭の上に出て月見草の花がほのかな夢をたゞよはしフィーマスの土の水たまりにも象牙(ざうげ)細工の紫がかった月がうつりどこかで小さな羽虫がふるふ...
宮沢賢治 「秋田街道」
...彼その指を象牙に触れたるにその硬さ失われて柔らかくなりぬ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...猪牙船(ちょきぶね)ぐれえ漕(こ)げるからなあ」十「杏花亭筆記」にいう...
山本周五郎 「桑の木物語」
...刑部が牙(きば)をかみ鳴らした声と共に...
吉川英治 「大岡越前」
...いわゆる牙城(がじょう)のかたちをしており...
吉川英治 「私本太平記」
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