...まるで獣(けもの)の牙のやうな刀樹の頂きを半ばかすめて(その刀樹の梢にも...
芥川龍之介 「地獄変」
...狂象はおそろしい牙(きば)をむいて覗(のぞ)きこんでいます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...当時既に牙彫りでは日本で一...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...モロッコの陣地で或る西班牙(スペイン)兵のうたえる...
谷譲次 「踊る地平線」
...西班牙(スペイン)の若い娘はすべてその近隣(ネイバフッド)の甘味(スウイティ)である...
谷譲次 「踊る地平線」
...象牙(ぞうげ)の耳かきのようなものでしゃくい出してパンになすりつけて食っているのを...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...どんな野郎でせう」「鐵のやうな牙(きば)の四本もある奴だ――待て/\轟の三次はどうして居る」「昨夜お光が櫻湯へ行く前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...象牙(ぞうげ)の箸(はし)をそえてもたせた...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...私はまた牙をむいてやる」「ねえ親父さん...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...喉濶(ひろ)く牙大にしてこの騎士を撃たんと前(すす)む...
南方熊楠 「十二支考」
...手垢(てあか)によごれた根附(ねつけ)の牙彫(げぼり)のような顔に...
森鴎外 「百物語」
...小鳥を入れた象牙の鳥籠が両側の屋根の上まで積っていた...
横光利一 「上海」
...花を持って象牙の鳥籠の中を潜(くぐ)っていった...
横光利一 「上海」
...いつも優しいA(エエ)の字は象牙(ざうげ)の琴柱(ことぢ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...猪牙舟は晩(おそ)く...
吉川英治 「大岡越前」
...唇は牙をあらわし...
吉川英治 「三国志」
...牙門(がもん)将軍として用いられ...
吉川英治 「三国志」
...猪牙舟はもう遠く去っている...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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