...宝石商は懐中時計のこまかい部分を組み立てるために繊細な象牙の箸を使用し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...とても物凄い有様で牙を喰いしばりながら舞台をうろつく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...こち/\云ふ紅白象牙(ざうげ)の玉などが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そいつがムクムクと動き出し内蔵を鋭い牙でもって内側からチクチクと喰いつくような感じがして...
海野十三 「振動魔」
...象牙彫りは粘着力(ねんちゃくりょく)があって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...会名は牙を表わし...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...AH・SI! 何という西班牙(スペイン)らしさ!闘牛は彼らにとって伝統的国家精神の具現なのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...色彩的な西班牙(スペイン)の社会により強烈な色彩を塗っている絵具だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...そして顔色は妙に象牙のように黄いろっぽい...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...その爪牙(そうが)にかかったものも少なくなかったが...
徳田秋声 「縮図」
...牙は薪のたばにつつこんだままです...
豊島与志雄 「木曾の一平」
...日本にては杖は下駄同様に取上げらるるが故銀細工象牙(ぞうげ)細工なぞしたるものは忽(たちまち)疵物(きずもの)になさるる虞(おそれ)あり...
永井荷風 「洋服論」
...そうして西班牙では五十年間に数億の財宝を奪い...
中里介山 「大菩薩峠」
...牙山湾の河口へは...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...督弁政務使が象牙の箸で繭玉を一つつまみだす...
久生十蘭 「新西遊記」
...西班牙といふ國には今だに騎士道が行はれてゐるのだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...叔母さんが毒牙を持ってないことは知っていますが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...毒牙をといでゐる奴に相違ないと見極めたね...
牧野信一 「日本橋」
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