...片端から知名の霊媒の実験に臨んだ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...葉子が作って出したものを片端からむしゃむしゃときれいに片づけて行った...
有島武郎 「或る女」
...そこにゐる女達を片端から征服してやると...
有島武郎 「骨」
...品物を片端から防火の部分にかつぎ込み...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...水面から落ちて来たものは城塞に達するまでに片端から爆破していたからであった...
海野十三 「地球発狂事件」
...今度は片端から噛み切っては口の中で丸める...
鈴木三重吉 「千鳥」
...帰国して自分の父のように医者にあざむかれてただ死を待つばかりのような病人を片端から全治させて...
太宰治 「惜別」
...仙台市の歴史を知るために同社秘蔵の貴重な資料は片端から読破できた事は...
太宰治 「惜別」
...こんどは母のこまごました装身具を片端から売払った...
太宰治 「花火」
...並べてある修養全集を片端から読みつゞける...
種田山頭火 「行乞記」
...ゆらゆらとゆれ動きながら三階の窓を片端から順々に照らして行くのである...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...一同を片端から見据え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それらのつづいておこって来てはいてもバラバラしている印象を片端から書きしるして行っただけでは...
宮本百合子 「結論をいそがないで」
...それを出して片端から返事を書くのである...
森鴎外 「鶏」
...石田はノオトブックにペンで書き留めて、片端から払った...
森鴎外 「鶏」
...片端から誰にでも読ませてよいというものばかりでない...
柳田國男 「書物を愛する道」
...その中にまじる少年少女は片端から不良化した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...それを片端から味わって歩くことはできない...
和辻哲郎 「四十年前のエキスカージョン」
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