...片端から削るやうに...
芥川龍之介 「芋粥」
...そこにゐる女達を片端から征服してやると...
有島武郎 「骨」
...片端から食うらしい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...片端から燃えてしまう...
石川欣一 「比島投降記」
...片端から独断でやつてのけます...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...そういう奴等を片端から叩きのめした...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...男という男を片端から監獄へぶちこむなどという風説が行なわれていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...仙台市の歴史を知るために同社秘蔵の貴重な資料は片端から読破できた事は...
太宰治 「惜別」
...周囲の火焔を片端からおさえて行った...
太宰治 「薄明」
...全部のひとに片端から辛辣(しんらつ)な綽名を呈上するのも...
太宰治 「パンドラの匣」
...その元金を片端から少しずつ崩(くず)して行ってようよう今日まで凌(しの)ぎを付けて来たのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...片端から焼払つて了へ」と酔客の如く大声で怒鳴つて歩いた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...掻く片端からついてしまう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...片端から指紋を取ってやろうというようなある筋の最近の提案は...
戸坂潤 「社会時評」
...一挙して片端から気に入らぬ神社を潰して可なり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...そういう古い作法は片端から消えて行き...
柳田国男 「年中行事覚書」
...楽屋から観衆席を巡回して目星い人間を片端から引捕えて...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...これを片端から灰片付け...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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