...片端から知名の霊媒の実験に臨んだ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...お客はそっちのけで片端からムシャムシャと間断(しっきり)なしに頬張(ほおば)りながら話をした...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...何だって」「送影機が片端から壊(こわ)されて行くんだよ...
海野十三 「地球発狂事件」
...私も仙吉も旨そうに片端から残らず喰べてしまったが...
谷崎潤一郎 「少年」
...並べてある修養全集を片端から読みつゞける...
種田山頭火 「行乞記」
...沿岸の小都市村落を片端から薙(な)ぎ倒し洗い流し...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...片端からがり/\掻(か)いて行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...片端からがり/\掻(か)いて行く...
徳冨蘆花 「草とり」
...などを片端からむさぼり読んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いきなり群がる裸虫を片端から突き落しはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...片端から塩水に漬けてとりかかり...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...それから新聞紙上に表はれる募集物に片端から応募するのを商売のやうにしてゐるのもゐる...
北條民雄 「癩院記録」
...どんなものでも僕の手に觸れてくるものを片端から使用してやらうと思ふ...
堀辰雄 「手紙」
...片端からコメといい...
柳田国男 「故郷七十年」
...そういう古い作法は片端から消えて行き...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それを毎日片端から炊(た)いていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それを外にして片端から横面を仰いで...
柳田国男 「雪国の春」
...その人に倦(あ)きると片端から殺して...
夢野久作 「少女地獄」
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