...彼奴(あいつ)が片思いになるように鮑(あわび)がちょうど可い...
泉鏡花 「婦系図」
...五それから後のおとよさんは片思いの人ではなかった...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...同じ烈しき片思いのまま...
太宰治 「二十世紀旗手」
...恋患いとか片思いとか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...所謂(いわゆる)鮑(あわび)の片思いでネ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...片思いの苦しさだけは聞いていただきたいと思います...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは将軍の片思いというもの...
吉川英治 「三国志」
...あだかもいつも歳月は味方のような片思いを抱いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...今もまだその恋は片思いかもしれないけれど――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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