...智恵子は身の周囲(まはり)を取片付けると...
石川啄木 「鳥影」
...若し取拂はなければ官自から其堤防を片付ける...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...そこらを片付ける...
種田山頭火 「行乞記」
...絵の具箱を片付けるころには夕日が傾いて廃墟のみぎわの花すすきは黄金の色に染められた...
寺田寅彦 「写生紀行」
...彼女には片付ける力も失(う)せていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...手紙の草稿を片付ける気力も引き裂く気力もなくて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女が室を片付けるときには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...文学者の非社交性だと一言に片付けることは...
豊島与志雄 「傍人の言」
...其処(そこ)を親元にして片付けるという術(すべ)を考えたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...片付けるばかりのところだ」中へ入ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゴタゴタして洗濯物を片付ける隙もなかつたんです」「――」平次は默つて先を促(うなが)します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな事でお屆を濟まさうと思ふが――」喜七が安易に片付けるのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...構つて居られる筈もありません」八五郎は簡單に片付けるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生徒達の寝室を片付けるようにいいつけられたのでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...光子は五月を勝手休みした罰といふことで片付ける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日は街の残りを片付ける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...はかない朝飯を食って、「モダン日本」へ漫才を五枚、「ライト」の一枚半、片付ける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...脱ぎすてた羽織や足袋の類を片付ける...
矢田津世子 「神楽坂」
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