...そう云って喜ばして置くが好いぜ」「ああそうしましょう」「留守の間(うち)に店の菓子を片っ端から食べるが好いかい」「好いどころじゃア無い...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...全部片っ端から買い集めることが出来るかい...
太宰治 「眉山」
...それを片っ端から転(ころ)がした...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...魚を片っ端から獲る...
永井隆 「この子を残して」
...埃っぽい古い雑誌を片っ端から探してみたら...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...これは片っ端から調べるわけにも行かず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...片っ端から縛ってますよ」「…………」「浪花屋の番頭殺しは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...片っ端から調べるより外に方法はなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...土地の質屋と両替屋を片っ端から調べてくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺たちと話ししてりゃ片っ端から跟けられるに決まってらあね」「だから...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...おっしゃって……片っ端から...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...いろんな口実を言って片っ端から酒場に立ち寄った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...片っ端から引き挙げて来て...
牧逸馬 「双面獣」
...片っ端から逃(に)げを打っていた...
室生犀星 「生涯の垣根」
...片っ端から屋根をメクリ始めた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...片っ端から骨折り損になって行くのにはウンザリした...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...義経を片っ端から殺してしまった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...荷梱を片っ端からひっくりかえしたり...
吉川英治 「松のや露八」
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