...片っ端から各省に当りちらした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...心当りを電話で片っ端から尋ねてみたが駄目であった...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...片っ端から躍りかかって引裂いて旨そうに喫(く)った...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...それからユーストン近辺のホテルや宿を片っ端から訪ねました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...この人たちを片っ端から成敗してやる?いや...
永井隆 「この子を残して」
...米友はつづいて二人三人目ぐらいの侍の頭を片っ端から...
中里介山 「大菩薩峠」
...片っ端から打ち据える...
中里介山 「大菩薩峠」
...大銀行を片っ端から襲撃する恐ろしい泥棒の?」「その大谷千尋は...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...東京中のうまい物を片っ端から荒し廻ったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...仲間の者を片っ端から殺して歩くっていうじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ある時期には西洋の作品を片っ端から読まれたことを告白しておられるが...
平林初之輔 「作家としての小酒井博士」
......
広海大治 「サガレンの浮浪者」
...片っ端から引き挙げて来て...
牧逸馬 「双面獣」
...「そのあいだずっと暴れとおしたのかえ」「片っ端から傷だらけにしてやったわ」おちづは片手で...
山本周五郎 「風流太平記」
...片っ端から犠牲とされ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...悪魔式の表現を片っ端から裏切っているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...その他到る処の御世辞や御愛嬌は片っ端からフン詰まりになって...
夢野久作 「鼻の表現」
...生首を抱えた曲者を見かけなかったか否かを片っ端から詮議(せんぎ)しだした...
吉川英治 「剣難女難」
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