...いかにも爽々(さは/\)した...
犬養健 「朧夜」
...何とも云えない爽々(すがすが)しい気分であって...
海野十三 「雷」
...青天井(あおてんじょう)の下の風呂は全く爽々(せいせい)して好い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...爽々(すがすが)しさを...
中井正一 「脱出と回帰」
...邸を囲んで爽々(さつさつ)たる大樹が繁(しげ)っていた...
林芙美子 「魚の序文」
...眼の覚めるような爽々(すがすが)しい緑の野良(のら)を...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...疲れた歩行者に爽々しい息吹をおくり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...夏の朝らしい爽々(すが/\)しい陽が庭に一杯満ち溢れてゐた...
牧野信一 「明るく・暗く」
...爽々しかつたとは云ふものの...
牧野信一 「駆ける朝」
...新鮮な温泉地で思ふ様爽々しい日が迎えられるのだ――などゝ思ふと...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...水のやうに爽々しく呼吸した...
牧野信一 「サクラの花びら」
...まことに爽々しい良家の娘であり...
牧野信一 「早春のひところ」
...卑怯にも大変な爽々しさを覚えた...
牧野信一 「途上日記」
...聞くも爽々しい巻舌の江戸弁だつた...
牧野信一 「病状」
...然し活動することは何といふ爽々しいことであらう...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...さう思ふと他合もなく照子の幻なんて頭から消へ去つて不思議な程爽々しい気持が...
牧野信一 「妄想患者」
...五体に爽々しい一脈の清水が通つた...
牧野信一 「籔のほとり」
...この雨を浴びて帰るのは至極爽々(すが/\)しいことだらう...
牧野信一 「山彦の街」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??