...父御(てゝご)は白井備後守とて天が下の大名小名に知られ給うたお方でござりますと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...自分は毎年伯父御の邸へ年賀に参上したことがないのを...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...父御(ちゝご)がそれを其方(そなた)から聞(き)いて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...忠義のために殺された父御(ててご)へ...
直木三十五 「南国太平記」
...少しは父御も可愛がつて後々あの子の爲にも成ませう...
樋口一葉 「十三夜」
...そなたの父御は斬り死なされ...
本庄陸男 「石狩川」
...――折角、十何年、一心不乱に、父御(ててご)、母御、一家一門のかたきが討ちてえばっかりに、肝胆(かんたん)を砕(くだ)き、苦艱(くかん)をかさねて来たあの人が、いよいよという瀬戸際に、つまりもしねえ女泥棒風情の、恋のうらみから、底を割られ、剣の山に追い上げられたら――それこそ、死んでも死に切れめえ! もし、そんなことがあったら、此の世に、神も仏もねえというもんだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...おかよさんのお父御にすがって何んとかして貰うてはどうだろう...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...わが曾て岳父御(しうとご)に誓ひし一生不犯(ふぼん)の男の貞操は...
夢野久作 「白くれない」
...叔父御さまの御遺骨を...
吉川英治 「大岡越前」
...父御のお手に代って...
吉川英治 「私本太平記」
...叔父御じゃござらぬか...
吉川英治 「新書太閤記」
...弓矢では、よほどな射手でもないと、矢の届かない程な距離であったが、「叔父御ッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...叔父御ーッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...叔父御たちからも...
吉川英治 「平の将門」
...叔父御も、うわさを聞いて、驚いてござったが、もうしてしまった事は、どうなるべえ...
吉川英治 「野槌の百」
...叔父御の声を洩れ聞きますと...
吉川英治 「松のや露八」
...面目ない! おふくろにも叔父御にも...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??