...爬虫類(はちゅうるい)の標本室(ひょうほんしつ)へ引返した...
芥川龍之介 「早春」
...爬虫類といえばヘビやトカゲがそうだ...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...ジュラ紀時代から生き残っている巨大爬虫類(はちゅうるい)が棲(す)んでいる世界がある...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...爬虫類は生き残るであらう)ニユー・アダムは微かに悲しげに呟く...
原民喜 「火の踵」
...昆虫と猛獣と爬虫類...
久生十蘭 「海難記」
...教授とナターシャを追いかけて来ていた!恐竜(チランノサウルス)! 爬虫獣中の暴君(チラン)...
久生十蘭 「地底獣国」
...たとえ上長といえども爬羅剔抉(はらてきけつ)することを辞せぬ...
久生十蘭 「魔都」
...爬行的におして行く駒が目的の場所に息を休めても即座に指先を離さぬ留意振りで...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...両棲(りょうせい)爬虫(はちゅう)類...
正岡子規 「墨汁一滴」
...予の幼時和歌山で兎の足を貯え置き痘瘡を爬(か)くに用いた...
南方熊楠 「十二支考」
...今日の動物学にいわゆる爬虫類から亀の一群を除き...
南方熊楠 「十二支考」
...アリストテレスが爬虫を有鱗卵生四足(亀と蜥蜴)...
南方熊楠 「十二支考」
...冠を戴いた体がいかにも爬虫類の王者を想わせる(スミスの『希羅人伝神誌字彙』...
南方熊楠 「十二支考」
...彼は筑波山麓、槿籬周ぐれる祖先の故宅に起臥して、世と相關せず、彼の健康は農民に伍して、耒耨に從ふを許されず、庭園に灌ぎ草花を藝ゑて、僅に悶を遣る、海内の青年文人、彼の詩名を聞くもの、悦んで遠近より種子を彼に頒ち、彼の花園自然の生色を絶たず、白は誰の心、紅は誰の情、花守詩人の名は、最もふかく彼の詩を吟誦する青年間に高し、彼の詩集に『花守』を以て題したるは我等諸友人にして、主人自らは干與せざるなり、放曠概ね此類なり、その詩、字櫛句爬、分折毫毛、純乎として純なる眞人の詩也、病詩人の詩也、薄倖文人の詩也、かの西國詩人の冷飯殘羹を拾うて活くる、才子の作と同じからず、詩豈活きざらむや...
横瀬夜雨 「花守」
...太い竹の根が地中を爬(は)つてゐた...
吉江喬松 「五月雨」
...その風の下を雲は爬ひつ滑りつ押し寄せて...
吉江喬松 「山岳美觀」
...人類にすぐ先立って地球を支配していた有毛種族及び爬虫類種族専用のセクションだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...不器用な爬虫類の大きな群れが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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