...あの婆はまるで屍骸(しがい)の肉を食う爬虫類(はちゅうるい)のように這い寄りながら...
芥川龍之介 「妖婆」
...あちらに爬(は)いこちらに爬い...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...その下から爬虫類(はちゅうるい)のようにねっとりした光沢(こうたく)のある真白な膚(はだ)が剥(む)きだしになってきた...
海野十三 「三人の双生児」
...どっちかといえば更に一層ピチピチした爬虫類(はちゅうるい)になったような気がするほどであった...
海野十三 「三人の双生児」
...河内園長を爬虫館に引摺(ひきず)りこみ...
海野十三 「爬虫館事件」
...爬虫館の見張りを命じてから...
海野十三 「爬虫館事件」
...どうもね、爬虫類だからね、蛇の親類なんだからね、信用のないのも無理がねえよ...
太宰治 「お伽草紙」
...なるほど上にあげた小動物はいずれも地面の上を爬行(はこう)する機会をもっているから...
寺田寅彦 「自由画稿」
...おのれの眼で一千万年前の大爬虫獣の生態を目撃している! あろうとも信じられぬ奇絶な境遇だった...
久生十蘭 「地底獣国」
...珍奇な爬虫類などを入れてもよいと思うが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...両棲(りょうせい)爬虫(はちゅう)類...
正岡子規 「墨汁一滴」
...過去世に盛えた大爬虫プレシオサウルスの残党が今も遠洋に潜み居るだろうと論じ居る...
南方熊楠 「十二支考」
...谷を脚爬(あがき)て力に誇り自ら進みて兵士に向かう...
南方熊楠 「十二支考」
...過去地質期に人間の先祖が巨大異態の爬虫類と同時に生存して...
南方熊楠 「十二支考」
......
山口芳光 「街のシルヱツト」
...砂の崩れる岩角を横に伝つて爬(は)ふやうにして進んで行つた...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...岩角岩角に腹をすらせて爬ひ寄つて來る...
吉江喬松 「山岳美觀」
...眞黒な大蛇が草の上を腹爬てゐるやうにも思はれる...
吉江喬松 「山岳美觀」
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