...(卓子(テエブル)を軽く打って立つ)貴女は栄燿(えよう)が見せびらかしたいんだな...
泉鏡花 「海神別荘」
...以前の即興があまりに眩燿的(げんようてき)であっただけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そんな場所へ行って大丈夫? 綾子さん」燿子の方が心配そうに...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...記録も自由に読める事を証明して漸(ようや)く許されたんです」「…………」綾子と燿子は...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...同じ映画館のプログラムが二冊あったのよ」燿子までが妙な事を言います...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...映画館はつい近所の神楽坂(かぐらざか)のだし」燿子の頭の不思議な働きに...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...燿ちゃん」水泳では「日本の誇」と言われる大選手ですが...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...燿ちゃん」「でもここで降りて大事な大事な秘密の用事をかたづける筈だったわ...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...なんにもなかったんで入口を塞いでおいたのじゃないかしら?」燿子の考えようは次第に緻密になって行きます...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...燿子の兄で有名な水泳選手の翠川健一少年は...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...一番智恵の廻る燿子は...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...私の写真が役に立つなんておかしいわねえ」燿子は有頂天なうちにも...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...係の検事が燿子から聞いたプログラムの謎から思いついて...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...「これは金よりも貴(たっと)い物だ、博物館か帝大へ寄付するようにしよう、今までの費用は私が全部持つ、綾子さんは今日から燿子と姉妹になるのだ、それでいいでしょう? ――海の底や、土の中に金があると思って、争い合ったり殺し合ったりするのが間違だ、立花博士は金のあることなどは考えてもいなかったに相違ない、世間が金を掘り出すものと思い込んで騒いだのだ、学者は金よりもこの古文書や古写経や、ボロボロの道具をどんなに貴いと思うか判らない」翠川健太郎がこう言っているうち、唐崎荘之介はいたたまらなくなってコソコソと逃出し、燿子と綾子は、抱き合って嬉し泣きに泣いておりました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...電燈ばかりこうこうと燿いてゐる深夜の廊下のまん中に愚かさうに立ちすくんでゐたが...
堀辰雄 「恢復期」
...うぬが栄燿(えよう)栄華に使おうと言うんじゃねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...貴殿の御武勇を以て此事を行ひ賜はらば一代の御栄燿(ごええう)...
夢野久作 「白くれない」
...自分たちも共に栄燿(えいよう)を計ろうとする運動がひそかにすすんでいた...
吉川英治 「三国志」
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