...その煙に燻(くす)ぶるせいか...
芥川龍之介 「上海游記」
...甘ずっぱく立てこもった酒と煙草(たばこ)の余燻(よくん)の中に...
有島武郎 「或る女」
...クル/\と圓めて火鉢に燻(く)べる...
石川啄木 「足跡」
...引取るがよろしかろう」「はいはい承知いたしました」燻精には...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...そんな山の中の田舎に一生燻つて暮す位なら...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...ブリキの暖炉の中には薪が燻って...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...此は博愛丸に乘つて出征した女で年輩も二十五六の體格もがつしりした中々私立病院などへ燻らせるのは惜しい位な女であつたが...
長塚節 「開業醫」
...夜半(やはん)に卯平(うへい)はのつそりと起(お)きて圍爐裏(ゐろり)に麁朶(そだ)を燻(く)べた...
長塚節 「土」
...空までが桃色に燻(くん)じたある日のことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どこの鼠が猫の子を捕つたんだ」錢形平次――江戸開府以來と言はれた捕物の名人平次は相變らず貧乏臭い長屋に燻(くす)ぶつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藥研堀の與三郎殺しが燻(くす)ぶつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...煙草ばかり燻(いぶ)して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生木の燻る火鉢に獅噛みついてゐた...
原民喜 「廃墟から」
...銀色に燻る破片と赤く爛れた死体で酸鼻を極めてゐた...
原民喜 「火の唇」
...ある海藻とともに諸香に合せ婦女の身を燻(ふす)ぶると...
南方熊楠 「十二支考」
...白い扇を色のつくほど薫物(たきもの)で燻(くゆ)らしたのを渡した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...駕の中に香炉(こうろ)があり何かの銘木が燻(く)べてあります...
吉川英治 「江戸三国志」
...消えかかった二本の薪(まき)が燻(いぶ)っている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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