...この花火は燦爛と輝いているね...
...あのスターの燦爛な演技に惹き込まれた...
...夕暮れの海は、燦爛なオレンジ色に染まっていた...
...その詩は、彼女の燦爛な想像力の賜物だった...
...太陽が山に沈んだ後も、空は燦爛に輝いていた...
...背文字の金の燦爛(さんらん)たる...
泉鏡花 「婦系図」
...そのくせ大通にあつては両側に櫛比(しっぴ)せる商戸金色燦爛(さんらん)として遠目には頗る立派なれど近く視(み)れば皆芝居の書割然(かきわりぜん)たる建物にて誠に安ツぽきものに候...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その小さな本を手にとって燦爛(さんらん)と光るその頁(ページ)をしらべ始めた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...率ゐる彼は燦爛の黄銅の武具身に穿ち...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 250その燦爛の大楯を鋭き槍は貫ぬきて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...燦爛光る壁に倚り彼らの戰車駐め据う...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 75盾と二條の大槍と燦爛光る銅甲と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その黄銅の裝は燦爛として...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかれどもいやしくも人民多数の愉快・満足・幸福の公平なる分配あらずんばかの金冕(きんべん)・鉄冠・天蓋(てんがい)・勲章の燦爛(さんらん)たるも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...やがては燦爛(さんらん)たる結晶体となるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...燦爛とかがやいている...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...青銀色の肌にエメラルドの緑の斑点がまだ燦爛と輝いている...
中谷宇吉郎 「室鰺」
...黒ずんだメルトン地を背景に燦爛(さんらん)と耀(かが)やいている...
夏目漱石 「虞美人草」
...去勢牛、袋詰、乾草、ジプシイ、皿小鉢、百姓女、薬味麺麭、帽子――すべてがけばけばしく、五彩燦爛として、乱脈に、うようよと累なりあひ、入り乱れて、ぱつと眼の前へ押し迫る...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...而してこの高貴端正の名文は当時の古典悲劇に於て最も燦爛たる光彩を放つたのであつた...
平林初之輔 「文学方法論」
...燦爛(さんらん)と映えたりし頃...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...暗(やみ)に燦爛(さんらん)と降った山吹色を...
吉川英治 「江戸三国志」
...金色(こんじき)燦爛(さんらん)として...
吉川英治 「三国志」
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