...其の給仕や酒の燗番(かんばん)をするのは...
永井荷風 「一月一日」
...その後に従うのは、幇間(たいこもち)が二人、燗番一人、盗み食いや夜逃げはするかも知れませんが、人間一匹殺せる人相のはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに庭掃除の親爺三吉をお燗番に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日が暮れる前、召使といふ名義になつて居る愛妾のお町は、長命寺境内に叔母が居るから、一寸挨拶だけでもして來たいと言ひ出し、相當むづかる主人の大村兵庫をなだめて船から上り、お燗番の三吉は、用意の酒を醉つ拂ひの幇間にこぼされたので、口を開けたばかりの灘(なだ)の銘酒の補充(ほじう)に、一と走り駒形まで歸りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お勝手へ行ってお燗番(かんばん)をしたり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は」お燗番の卯八は飛付きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お燗番の卯八の文句に取合う様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お燗番の卯八さんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨夜(ゆうべ)のお燗番――磯屋の庭掃き卯八でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「へエ――」爺やの卯八――その夜のお燗番(かんばん)――は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は」お燗番の卯(う)八は飛付きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大變なことを忘れてゐた」片手業にお燗番(かんばん)の卯(う)八をかき退けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あツ」お燗番の卯八は後ろから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜(ゆうべ)のお燗番――磯屋の庭掃(にはは)き卯(う)八でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――何處の世界にお燗番が自分の手で酒へ毒を入れる奴があるものか」「それに金次郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お燗番(かんばん)は中田屋杉之助自分で承(うけたま)はり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大井樣に當てつけがましいと存じまして」「お燗番(かんばん)は?」「お勝手に任せましたが」お染の答へは何んの淀(よど)みもなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おでんの鍋の傍らで燗番役をつとめてゐた...
牧野信一 「露路の友」
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