...豆莢を燃やすを欲せざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...焚き火を燃やすことを発明したのは勿論天才だつたのに違ひない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...碑前にて麦からを燃やす例あり...
井上円了 「おばけの正体」
...舞台のうえで燃やすという派手な演出法により...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...燃やすのは容易でなく(現在でも残っていることが証明している)差し当たってのところ...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...俺は闘志を燃やすぞと自分に言ったとき...
高見順 「いやな感じ」
...病室即事・投げしは桜のつぼみのとくひらけ・木の実かさなりあうてゆふべのしづけさ製鉄所遠望・夜どほし燃やす火の燃えてさかる音途上・かなしい旅だ何といふバスのゆれざまだ三月十四日 晴...
種田山頭火 「道中記」
...その若者は人間らしく貪慾の炎を燃やすであろう...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...「燃やすんですよ...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...百姓の或者は筑波山で火を燃やすのだらう抔といつてをる...
長塚節 「寫生斷片」
...エンジムシで燃やす...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...髪(皮膚傷のために燃やす)...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...私は木切れを探しては燃やす...
林芙美子 「新版 放浪記」
...咽喉笛(のどぶえ)に孤独の咳(せき)が鳴る鍛冶屋(かじや)が火を燃やす月は何処かへ消えて行った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...炎は一部屋か二部屋燃やすだけで延焼しないだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ある時は目もはるかに計りがたく大きな火をも燃やすだろうと母マルグヴェンは信じていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「髪あかきダフウト」
...初めて火を燃やすようななにかが身体中へ浸み渡った...
正岡容 「寄席」
...* 「蝋燭を両端から燃やす」という成語がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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