...燃え残りがないかを確かめて...
梅崎春生 「桜島」
...それから間もなく家宅捜査が行われストーヴの中から燃え残りの薪を引き出すと...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「素晴しい記念品」
...ソーンダイクが出した燃え残りの軸を比べてみて...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...燃え残りの火を見たり...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...杖の先の金具の所で火の中に燃え残りを押しやっていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...尺八の燃え残りだけが無残に残っておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが終ってから百姓弥之助は燃え残りの榾火(ほたび)に木炭を加えて炉を直にこたつに引き直した...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...蕃人たちは燃え残りの...
中村地平 「霧の蕃社」
...しゅっと云わせた燃え残りを池の水に棄てる...
夏目漱石 「虞美人草」
...眼の前に燃え残りの護摩壇(ごまだん)が見えるじゃありませんか」ガラッ八の話は手振りが交りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その岸の砂地をぶらぶらしていると到る処に焚火(たきび)の燃え残りのようなものが残っていた...
堀辰雄 「晩夏」
...妻はそこに落ちていた燃え残りの薪を拾って...
堀辰雄 「晩夏」
...敵の所在は燃え残りの火の気で知れる...
吉川英治 「私本太平記」
...燃え残りの伽藍(がらん)の残骸と灰のほか何物も余されてはいなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...供物(くもつ)だの蝋燭(ろうそく)の燃え残りだのたくさんな色紙などが散らばっていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...燃え残りの焚火の上に...
吉川英治 「平の将門」
...燃え残りの焚火(たきび)をかかえている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...よくお堂の祭壇からロウソクの燃え残りを持って来ては板の間でこすったりした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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