...熟(じっ)と耳を澄ますと...
泉鏡花 「霰ふる」
...しかし繭といふ小さな絹の室をつくる幼虫の熟練は特別に優れて見える...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...私が梅の実の熟(つ)えて落ちる音を好むのもつまりそれで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...俺が畑の麦が熟れてゐようと...
薄田泣菫 「独楽園」
...無慈悲なまでの熟練と精力とで...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...時頼世(よ)の有樣を觀て熟(つら/\)思ふ樣(やう)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...作意の書法は熟を貴ぶ...
内藤湖南 「北派の書論」
...率意派からして熟境に入つたのである...
内藤湖南 「北派の書論」
...写楽の似顔絵を熟視せよ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...珍しく茘枝(れいし)の蔓がからみ實が熟してはぜてゐる...
中島敦 「環礁」
...後ろより危しと云ふ老の我れ走らんとするいと若き我青春と老熟の入り交つて平衡状態を保つ三十過ぎの心の在り方は恐らくこんなものであらうかなれど...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十時半頃迄熟睡した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...花の後(のち)には子房(しぼう)が成熟して果実となり...
牧野富太郎 「植物知識」
...自由民権を、欽定憲法によってそらした権力は、この一つの小規模な、未熟な、社会主義思想のあらわれを、できるだけおそろしく、できるだけ悪逆なものとして扱って、封建風のみせしめにした...
宮本百合子 「現代の主題」
...熟語本位英和中辞典...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...カエサルの方はすでに成熟し齢(よわい)を重ねてからこれにたずさわったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特にこの竹の実の成熟の...
柳田国男 「海上の道」
...自分の道念(どうねん)の未熟さを悲しむのであるが...
吉川英治 「親鸞」
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