...私(わたくし)の修行(しゅぎょう)が未熟(みじゅく)なばかりに...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...爽快な気分で朝まで熟睡した...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...それは吾々のすべての知識と熟練とを以てしてもつくり出すことは出来ないのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...十一節―十九節を熟読せよ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...5戦機(せんき)は熟(じゅく)した...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...三人はいる早熟組の一人だった...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...地球はあだかもそれが熟しはじめたかのごとくその頬の一方...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...(七日)・くもりおもたい木魚をたたく・草刈るや草の実だらけ・落葉するする柿の赤うなる・ぶらぶら熟柿の夕焼・ばさりと落ちて死ぬる虫・更けるほどに月の木の葉のふりしきる□よい酒を飲めるやうになる自信はないけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...現に存するのだから僕は機敏な晩熟児が如何にして存る(ママ)かその様を語らうと思ふ...
中原中也 「小林秀雄小論」
...今頃は熟睡しているだろう...
夏目漱石 「坑夫」
...宗助(そうすけ)は又(また)座敷(ざしき)へ來(き)て御米(およね)の顏(かほ)を熟視(じゆくし)した...
夏目漱石 「門」
...欧洲語に熟した人があつたら試みにこの歌を訳して見たらと私は思ふ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...未熟な者にはごくありがちな...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...熟読翫味(がんみ)してます/\味わいのこまやかなるは君の文学の特色なり...
正宗白鳥 「弔辞(徳田秋声)」
...それは私の御奉公が未熟だということで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...熟読された方がいいと思う...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...やはり自身の未熟を自身知っていることだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...領主は久しぶりで熟睡した...
和辻哲郎 「鎖国」
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