...手ごわい邪魔物がいて――熊のような奴だった...
有島武郎 「星座」
...穴熊のようなのが...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...不精髭に蔽われた熊のような顔でにやり笑ったのであった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...仔熊のような眼をもった...
梅崎春生 「日の果て」
...熊のような唸り声を出して...
大杉栄 「日本脱出記」
...そして檻の中の熊のような恰好で私は自分の机の廻りを止め度もなくグルグル廻っていた時に...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...モジャモジャと熊のような毛の生えた真っ黒なカ氏の顔を眺めながら...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...「はい」頬髯の生えた熊のような顔をした臣の一人は...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...荒くれた熊のような仙吉をふん縛って苦しめて居る光景を...
谷崎潤一郎 「少年」
...熊のような大男がぎらぎらする手斧を提げて...
戸田豊子 「歩む」
...熊のような男だが...
水野葉舟 「遠野へ」
...私は仔熊のような防寒靴をはいたまま...
宮本百合子 「映画」
...峰の小屋の熊のような主は「危えぜ...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...熊のような男達が...
吉川英治 「江戸三国志」
...髭(ひげ)で埋まっている熊のような顔を近づけて...
吉川英治 「黒田如水」
...白熊のようなといってもよい...
吉川英治 「私本太平記」
...熊のような髯のあるその武家は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...熊のようなあご髯(ひげ)を持っているので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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