...彼女が昨日来たとき、照応詞が複雑でした...
...先週のテストで、照応の問題が出題された...
...その小説は、登場人物の照応が上手く使われていた...
...照応が間違っていると、文章の意味が通じなくなる...
...この論文では、照応に関する新しい発見が述べられている...
...椿岳の画の妙味はその畸行と照応していよいよ妙味を深くする感がある...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...発声映画において視覚のリズムと照応した物音の律動的駆使によって著しい効果を収めうるのは当然のことである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...しかしそれだけであってこのギバの他の属性に関する記述とはなんら著しい照応を見ない...
寺田寅彦 「怪異考」
...鸚鵡石(おうむいし)で鉦(かね)や鈴や調子の高い笛の音の反響しないという記事とは相照応する点がある...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...そしてその体系が実在の構造や機構に照応すべく之を反映しているのだ...
戸坂潤 「科学論」
...自分にとって必要な限りの現実界の部分に照応しているだけの世界観の部分を取り出し...
戸坂潤 「科学論」
...云うまでもなく夫々の科学の背後に控えている哲学そのものの方法(従って又世界観)の分裂に略々照応している...
戸坂潤 「科学論」
...正に社会人の生活の物質的根拠に照応している処にあるのである...
戸坂潤 「辞典」
...科学的認識という具体的事情に照応している...
戸坂潤 「辞典」
...ハイデッガーの解釈学的現象学が意識(自覚)をその学的分析の地盤とすることに照応している...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...主に言論能力を有った中間層の一部の政治常識に照応しているものだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...月夜の湖畔のそぞろ歩き、それも二度と出来るかどうか分らない私達ゆえ、出かける時に、それにふさわしいしっとりした言葉のやりとりが、感情の照応が、あってもよい筈だった...
豊島与志雄 「山上湖」
...無限に照応しあうので...
久生十蘭 「泡沫の記」
...青銅の緑と大斗(たいと)の朱と照応して虹のような美しい光を空に放っている...
久生十蘭 「新西遊記」
...葡萄の実とも見えるガーネットの首飾と照応して...
久生十蘭 「黄泉から」
...これはモンテーニュの「家事録」における記載とも照応する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この章の書き出しのパラグラフとここは立派な照応を示している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...笛の舞を舞い出した時の気分と照応した謡を謡い出す...
夢野久作 「能とは何か」
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