...肉に焼印を押す。...
...彼の体には焼印のような傷跡があった...
...この本は彼女の心に深い焼印を残した...
...彼が失敗したということは、そのプロジェクトに大きな焼印を押したことを意味する...
...彼の人生は、若いころのトラウマによって深い焼印を押された...
...改竄者の焼印を押されようとするものである...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...慌(あわ)てて宿屋の焼印(やきいん)のある下駄(げた)を踏石の上に揃えた...
海野十三 「蠅男」
...その病院の名らしく焼印のおされてある草履をぬぐと...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...鍔のひろい麦藁帽に兄が富士登山の時に使つた神社の焼印の綺麗に幾つも押されてある白木の杖...
太宰治 「津軽」
...穿き減らされた下駄の焼印を辿つて...
種田山頭火 「行乞記」
...焼印で年号が押してあるんだ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...戦争の焼印として...
豊島与志雄 「土地に還る」
...その一端には「十八文」と焼印がしてあるからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...棕梠緒(しゅろお)の貸下駄(かしげた)には都らしく宿の焼印(やきいん)が押してある...
夏目漱石 「二百十日」
...焼印が捺(お)してあるよ」金太は掌(て)の中に小刀の柄を返して見せました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...裏には丸に吉(きち)の字の焼印がマザマザと捺してあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「この小刀を知らないとは言うまいな」金太はもう一度血染の小刀を出して、吉の焼印を上に、吉五郎の鼻先に突き付けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見馴れない麻裏草履があったはずだが――」「庭の方に変な焼印を捺(お)した麻裏があっただよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...焼印を捺したもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...肩に前科の焼印を押されている私よりも...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...焼印を押した淦水桶や楫柄(かじづか)...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...懐中(ふところ)から小荷駄奉行の焼印が捺(お)してある小形な木製の鑑札を出してそこへ置いた...
吉川英治 「篝火の女」
...彼の美しい顔に徒刑の焼印を三つおしたのである...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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