...これを焼き捨てる必要がある...
海野十三 「金属人間」
...病にかかった苗を見いだせばみなこれを焼き捨てるが...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...あんな工合ひにして不用な水を焼き捨てるのですな...
太宰治 「お伽草紙」
...・片輪同志で濡れてゆくぬれてはたらいてゐるは鮮人ぬれてひとりごというて狂人(キチガヒ)・それは私の顔だつた鏡つめたく日記焼き捨てる火であたゝまるあんまり早う焼き捨てる日記の灰となつた今宵も我慢しきれなくなつて...
種田山頭火 「行乞記」
...……・ボタ山も灯つてゐる別れる夜の水もぞんぶんに飲み・しぐるゝ今日の山芋売れない親一人子一人のしぐれ日和で新道まつすぐな雨にぬれてきた砂利を踏む旅の心焼き捨てる煙である塵である車...
種田山頭火 「行乞記」
...・山の鴉はけふも朝からないてゐる・手紙焼き捨てるをお湯が沸いた・風の枯木をひらふては一人戻るなり...
種田山頭火 「行乞記」
...また読まないで焼き捨てる力もなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」「焼き捨てる……...
豊島与志雄 「ものの影」
...」「焼き捨てるのさ...
豊島与志雄 「ものの影」
...お延は津田に何でそれを焼き捨てるのかと訊(き)いた...
夏目漱石 「明暗」
...――あの赤い端っこは最初焼き捨てる気だったかも知れないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなた宛に書いた手紙は焼き捨てるようにお願いしました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ほかの男性と結婚するから当然焼き捨てるべきです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
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