...すこぶるたよりない...
海野十三 「宇宙戦隊」
...あとは辻ヶ谷君のさしつける懐中電灯の光をたよりに...
海野十三 「海底都市」
...庄造のことをたよりない人とは思うけれども...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...それにしてもこのようなめくら法師をさほどたよりになされるのはなにゆえか...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...たよりいろ/\、うれしいうれしい...
種田山頭火 「其中日記」
...たよりいろ/\、ありがたい/\...
種田山頭火 「其中日記」
...おそらく皇帝が望んでたより以上猛烈に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なんだかひどくたよりない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...思ったよりも天下泰平で...
中里介山 「大菩薩峠」
...手桶(てをけ)の冷(つめ)たい握飯(にぎりめし)が手頼(たより)ない三人(にん)の口(くち)を糊(こ)した...
長塚節 「土」
...大ざっぱにいえば作中の文句をたよりに時間的進行に従ってつじつまを合わせようとするもので...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...自分が考えていたよりも...
久生十蘭 「キャラコさん」
...二代目天勝の芸は、思ったよりよく、モダンなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お付きの役人たちにたより所を失った悲しいふうの見える時などはお心にいささかの動揺をお感じにならないこともなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...続いて御容体のよろしくないたよりばかりがあるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...想像していましたよりは見苦しくなく見えました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼の妻になるやうにと望んでゐた――そして今となつては世の中にたよりのない可哀さうな娘となつたゴオドのことを...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...みかどにはふかく御(おん)たよりに思(おぼ)され...
吉川英治 「私本太平記」
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