...――此性情は蓋し我々が今日迄に考へたよりも...
石川啄木 「所謂今度の事」
...そこであなたがたよりは...
海野十三 「蠅男」
...室内から射(さ)す電燈のあかりをたよりに暗い屋根の上を透かしたけれども...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...風のたよりまだ/\沢山なれど...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...弱い月光をたよりにすぐに見つかるものと思っていたが...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...重吉は新聞の職業案内をたよりに諸処方々歩き廻った末...
永井荷風 「ひかげの花」
...「思ったよりだいぶ汚(よご)れていますね」「あなたにゃそれでたくさんだ」と云いたかったお延は...
夏目漱石 「明暗」
...今のたよりない身には只わけもなく嬉しかった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...たよりなき美人が兄と親しみ...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...私が想像したよりも低い出生率を与えているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私はもう次のたよりの冒頭をかいているのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自動車にびっくりしたよりも深く愕(おどろ)いた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...向うから帰って来て直ぐおたよりしようと思いながら...
三好十郎 「樹氷」
...たよりなさを常に思って悲しんでいましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...巡査の上さんになったより外に世間を知らずにいるのだから...
森鴎外 「雁」
...たよりにもしておられないお口ぶりなのである...
吉川英治 「私本太平記」
...空の赤い光をたよりに駈けてきたが...
吉川英治 「親鸞」
...色彩も写真で想像していたよりははるかにきれいだった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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