...無限の愛を含んだ微笑を洩らした...
芥川龍之介 「南京の基督」
...母等の深き情緒中に含まれたる無限の愛と歓喜とを許すにはその範囲があまりに狭隘である...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...その時こそ爾が爾の無限の愛を余に示し得る時にして...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...文学作品に対して無限の愛を以て臨めと云っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼は無限の愛情という礼式を持っている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ほとんど無限の愛をいだいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...神の無限の愛にそむいて罪を犯し...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...無限の愛情を注がれても...
中里介山 「大菩薩峠」
...無限の愛嬌(あいきょう)がたたえられているのと...
中里介山 「大菩薩峠」
...少女に対する無限の愛撫(あいぶ)と切憐(せつりん)の情が語られている...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...無限の愛敬(あいきょう)を湛(たた)えて...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...一切であり又一切を包む無限の愛を...
波多野精一 「時と永遠」
...この地獄と抵抗して生きるには無限の愛と忍耐を要する...
原民喜 「平和への意志」
...その目の中には無限の愛情と好意とが輝いていた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...(c)光栄や学問や富やその他これに類するものをまるで自分の体のように最高無限の愛をもって抱擁する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今は静かな独自の冥想(めいそう)に無限の愛と哀愁と力とを覚えて...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...それこそそれを無限の愛と受けて...
吉川英治 「新書太閤記」
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