...理性の尊厳を無視するの危険は諸君も亦明らかに知る所なるべし...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...浸透性を無視することもできない...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...アエミリア王(Lex Aemilia)は紀元前433年に病気に罹った奴隷を無視する医師を処罰することを規定した...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そんな商業道徳を無視するものの手で我が製品を売ってもらおうとは思わぬ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...無視するものと云う可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...このような事は別に取り立てて言うほどでないかもしれぬがしかしこの主観を無視する程度は人間の文明の程度によってだんだんに変化して来るものである...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...歴史的時間を無視するという結果に於て...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...従って現実性の原理を無視することであるから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一見歴史的であることを誇称することによって却って歴史を無視するという矛盾になって現われる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...形式や技法を無視するようになってきた...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...それは素人がいかに単純に娯楽としてやるにしても盤上の利害と勝負を無視することはできないからであろう...
中勘助 「独り碁」
...ややもすれば閑却無視することになるのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...「無視するつもりはありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...無視することが出来ない要津(ようしん)になった...
本庄陸男 「石狩川」
...手工を補佐する機械を無視するのは無益である...
柳宗悦 「工藝の道」
...主家の仕置を無視するばかりでなく嘲弄(ちょうろう)するに等しい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...このびっこ文化――ひとたび、なにか精神的な文化の時代というと、もう今後は科学なんかは全然、無視する...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...宗麟夫人側の主張を無視することは出来なかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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