...彼女は無自覚にその事実を知っていた...
...彼の無自覚な態度が問題だ...
...無自覚ながら、彼女は私を混乱させてしまった...
...彼は無自覚に周囲の人々を傷つけていた...
...無自覚ながら、彼女はその計画に関与していた...
...一言にしてこれを蔽えば、彼らの無自覚は、不愉快きわまる強制と悲しむべき理性の失明に起因しているのである...
海野十三 「放送された遺言」
...いかにも無自覚で...
高神覚昇 「般若心経講義」
...徹底的な無自覚とが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...私は今の世の人間が自覚的あるいはむしろ多くは無自覚的に感ずるいろいろの不幸や不安の原因のかなり大きな部分が...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...そしてこのわれわれの衣食住の必要品やぜいたく品を所狭くわずらわしく置きならべた五層楼の屋上にこの小楽園を設くる事を忘れなかった経営者に対してたとえ無自覚にしろ一片の感謝を表しない人はないであろうと思う...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...しかるに無戒は無戒としては無自覚である...
三木清 「親鸞」
...凡(すべ)ての惨事は人間の愚かさと不注意と無自覚とに帰せしめてゐるかのやうに起重機は傲然(がうぜん)と突つ立つてゐた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...堀切前市長管掌はその原因を「選挙民の無自覚」に帰している...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...羅馬(ローマ)を亡ぼしたのは羅馬(ローマ)市民の「無自覚」であった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...無自覚と同じ姿になってしまっている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...顕微鏡下に置かれた微生物と同様の無自覚...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...鼻の表現によって象徴された無自覚な性格の分解踊りとも見られるようであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...大なり小なりそういう心理が無自覚に手伝ってくるせいもあろう...
吉川英治 「三国志」
...お通は無自覚に手紙を持って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まったく無自覚でしていることだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...無自覚のうちに二本の手が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そのまま無自覚にうけついだ自身を...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...空想を遊戯する――という無自覚な方式に依って...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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