...小生と逢(あ)っても小生が照れぬよう無言のうちに有無相通ずるものあるよう御取はからい置き下され度...
太宰治 「虚構の春」
...空観――実相無相...
種田山頭火 「其中日記」
...無相さんから久しぶりにたよりが来てゐた...
種田山頭火 「其中日記」
...また無相さんからも...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...江畔老の無相庵に客となる...
種田山頭火 「旅日記」
...今日も無相庵江畔居滞在...
種田山頭火 「旅日記」
...瑞巌寺(雲居禅師の無相窟)...
種田山頭火 「旅日記」
...「とにかくお互に有無相通じて急場をきりぬけよう...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...その寺の無相文雄といふ百數十年前の人は...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...空無相の本体をごらんになれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...多く無相の名を以て行はれてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十二月二十七日に「跡式無相違被下置」と云ふこととなつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...亡父跡式無相違被成下...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「跡式無相違大御目付触流被仰附」と...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...衰へ候儀は無相違相聞え申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「親源吾給禄二十俵無相違被遣(そういなくつかわさる)」というのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...一相即ち無相に居るのが吾々の実相なのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...無相無身になってみようと努力したその時のほうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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