...小生と逢(あ)っても小生が照れぬよう無言のうちに有無相通ずるものあるよう御取はからい置き下され度...
太宰治 「虚構の春」
...空観――実相無相...
種田山頭火 「其中日記」
...無相君から私のはがきの珍妙を指摘してくる...
種田山頭火 「其中日記」
...――不在中に矢島さん来訪、失礼々々、夕方また来訪、無相君より来書、はるかに健康を祈る...
種田山頭火 「其中日記」
...無相君より来書、いつもかはらぬ真情流露のもの、それにしてもみゆきさんの軽快(全快とは、私としては、いひきれない)を祈つてやまない...
種田山頭火 「其中日記」
...また無相さんからも...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...今日も無相庵江畔居滞在...
種田山頭火 「旅日記」
...瑞巌寺(雲居禅師の無相窟)...
種田山頭火 「旅日記」
...「とにかくお互に有無相通じて急場をきりぬけよう...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...その寺の無相文雄といふ百數十年前の人は...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...有無相通ずる設備は完全になつてゐる...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...空無相の本体をごらんになれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...多く無相の名を以て行はれてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...亡父跡式無相違被成下...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「跡式無相違大御目付触流被仰附」と...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「親源吾給禄二十俵無相違被遣(そういなくつかわさる)」というのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その以前はいわゆる有無相通ずで...
柳田国男 「家の話」
...」「無相三昧、形(かたち)満月の如くなるを以て、仏性の義廓然(かくねん)として虚明(こめい)なり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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