...無為な不可解な毎日を送つて居た...
岩本素白 「野の墓」
...先代はそれでも無為な人生を送り...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...世間漸く氏が市長として余りに無為なるに失望したり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...富裕無為な息子(むすこ)さんたちであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてその無為な生活には上品さがないでもない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただそこで無為な時間をつぶしさえすれば...
豊島与志雄 「落雷のあと」
...われ/\が肉体的にぜん/\無為な生活をしながら...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...軽輩の中の無為な人々が...
直木三十五 「南国太平記」
...貧乏な財袋(さいふ)よりもなお乏しい頭の濫費をしつつ無為な日を送っております...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...無為な時間を過すのだつた...
林芙美子 「浮雲」
...一日一日が無為なり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...つまり彼らの無為なこと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...はた目にはいかにも無為な日々を送っていた...
堀辰雄 「姨捨」
...無為な困憊(こんぱい)のなかにいた時...
本庄陸男 「石狩川」
...そういう無為な日を迎え...
本庄陸男 「石狩川」
...消極的の無為な或る淋しい観念にとらえられていたのであった...
室生犀星 「幻影の都市」
...ただ無為な日を過して居りまするばかりで』『無為の日を』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この山に無為な生命をつづけようとするならば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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