例文・使い方一覧でみる「お酌」の意味


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...わ」「お酌のつもりになって...   わ」「お酌のつもりになっての読み方
岩野泡鳴 「耽溺」

...お酌もせんどいて...   お酌もせんどいての読み方
橘外男 「生不動」

...お作が黙ってお酌をした...   お作が黙ってお酌をしたの読み方
徳田秋声 「新世帯」

...その時代のことで十か十一でお酌(しゃく)に出た時のことを考えると...   その時代のことで十か十一でお酌に出た時のことを考えるとの読み方
徳田秋声 「縮図」

...お酌(しゃく)なども取り交ぜて五六人揃(そろ)っていたが...   お酌なども取り交ぜて五六人揃っていたがの読み方
徳田秋声 「縮図」

...へエ――」美しいお蔦(つた)にお酌(しやく)をさせて...   へエ――」美しいお蔦にお酌をさせての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...額付の広いところがお酌の時のおもかげそのままではあるが...   額付の広いところがお酌の時のおもかげそのままではあるがの読み方
平出修 「二黒の巳」

...さア私しがお酌をするよ」吉里はうつむいて...   さア私しがお酌をするよ」吉里はうつむいての読み方
広津柳浪 「今戸心中」

...「お君ちやん――お酌だ...   「お君ちやん――お酌だの読み方
牧野信一 「露路の友」

...芸者やお酌が大勢来ていて...   芸者やお酌が大勢来ていての読み方
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」

...こっちへお出(いで)よ」と友を誘うお酌の甲走(かんばし)った声がする...   こっちへお出よ」と友を誘うお酌の甲走った声がするの読み方
森鴎外 「百物語」

...お酌が二人手を引き合って...   お酌が二人手を引き合っての読み方
森鴎外 「百物語」

...お酌をして下さいな」源次郎は浮かない顔で徳利を持った...   お酌をして下さいな」源次郎は浮かない顔で徳利を持ったの読み方
山本周五郎 「五瓣の椿」

...三「おつるさんのことはもう心配はないわ」とおしのは続けた、「あの人は二人の子をかかえて、これから苦労することでしょう、苦労があんまりひどければ、二人の子を伴れて親子心中をするかもしれない、でも決して、あなたに迷惑はかけないと思うわ」「もうその話はよそうじゃないか」「憚(はばか)りさま、お酌」おしのは、盃を出し、源次郎が酌をした、「今夜はいただくのよ」とおしのは云った、「この話はあなたに痛いのね、おつるさんのほかにも、何人となくたのしんだ相手がいるんでしょ、たのしむだけたのしんで、飽きれは猫の仔を捨てるように、さようなら――とも云わずに捨ててしまったんでしょ」「およねさんのように云うと、男だけが悪いように聞えるけれど」源次郎は手酌で飲み、おしのに酌をしてやりながら、とりいるような口ぶりで云った、「女だって子供じゃあなし、こうすればどうなるかというぐらいの分別はある筈だ」「そのとおりよ」「男に妻子があるかないかはべつとして、いろごとというものはひょいとしたはずみでもできてしまう、算盤(そろばん)を置くように、末始終のことを計算したり、是非善悪のけじめをつけてから、さてそれでは、というようなもんじゃあない、男も人間だし女も人間だ、ばかなことをしたり思わぬ羽目を外したり、そのために泣いたり苦しんだりするのが、人間の人間らしいところじゃあないだろうか、いろごとでたのしむのは男だけじゃあない、女のほうが男の何十倍もたのしむという、だからこそ、前後の分別を忘れて男に身を任せるんじゃあないか」「あなたの云うとおり、そのとおりよ」とおしのは盃の酒を呷(あお)った、「あたしはまだ知らないけれど、たのしむところまではそのとおりのようね、でも、そのあとはどうなの、――わかりいいからおつるさんのことにしましょう、男と女、人間同士ひょいとしたはずみでそういうことになった、おつるさんはあなたの何十倍もたのしんだとしましょう、それにしても、おつるさんをくどきおとしたのはあなただし、たとえ何十分の一にもせよ、あなただってたのしんだことはたのしんだ、そうでしょ、それだのにあとで苦しむのは女だけで、あなたは爪の先も痛みはしない、おつるさんはことによると、一生苦しまなければならないかもしれないのに、あなたは妻子とたのしくくらしているうえに、あたしのような者ともこうして隠れあそびをしていられる、――男と女はもともとそういうようにできているのかもしれません、きっとそうなんでしょうよ、けれども、それであなたはなんでもなくって、たまにはああ悪かったぐらい思うこともあるんですか」「今夜は御機嫌ななめらしいな」源次郎は苦笑しながら、おしのに酌をして云った、「なにかいやなことでもあったのか」「今夜限(き)りでお別れする、っていうことが云いたかったんです」源次郎は訝(いぶか)しそうな眼をした、「――およねさん酔ったね」「酔うのはこれからよ」と云っておしのは汁椀の蓋を取った、「さあ注いで下さいな」「うれしいね、その調子だ」彼は酌をしてからおしのを見た、「だが、――これっきりで別れるというのは、まさか本気じゃあないだろうね」「本気よ」とおしのは云った、「自分では本気のつもりよ、いろいろ考えてみると、このへんが別れどきだと思ったの」「それはひどいよ、別れどきって云ったって、まだ一度も寝たことさえないじゃないか」「だから今夜はその覚悟で来たって云ったでしょ」「つまり、やっとのことで始まる、というわけじゃないか、半年の余も待ちに待って、ようやく望みがかなったと思うと、それっきりで別れるなんて罪だ、それはあんまりひどすぎるよ」おしのは笑った、「あなたの番が来たのよ」「なんだい、私の番って」「これまでは女のほうが苦しんだ、何人か、何十人か知りませんけれどね」と笑いながらおしのが云った、「こんどはあなたが苦しむ番なの、わかるでしょ」「おまえさんは平気なんだね」源次郎の顔に自信ありげな微笑がうかんだ、「今夜なにしても、明日は平気で別れて、そのままでなんともないっていうんだね」「そんな顔をなさらないで」おしのは気弱そうに云った、「自分でそう決心したんだから、この気持を崩さないでちょうだい、――あなたがそういう顔つきをなさると、躯から力がぬけてしまうような気がするの、あなたって怖い方だわ」「怖いもんか、私は甘い人間だよ」彼は征服者のように云った、「さあおよね、今夜限りでお別れなら、酒なんかで暇を潰(つぶ)してはいられない、ちょっと向うで休むとしよう」「女中さんが来ますよ」「来やあしないよ」彼は立ちあがって手をさし出した、「このうちのことは私がよく知っている、呼ばなければ誰も来る気遣いはないんだから、さあ」「立たせてちょうだい」「酔っちまったね」源次郎は炬燵をまわり、おしのをうしろから抱き起こした...   三「おつるさんのことはもう心配はないわ」とおしのは続けた、「あの人は二人の子をかかえて、これから苦労することでしょう、苦労があんまりひどければ、二人の子を伴れて親子心中をするかもしれない、でも決して、あなたに迷惑はかけないと思うわ」「もうその話はよそうじゃないか」「憚りさま、お酌」おしのは、盃を出し、源次郎が酌をした、「今夜はいただくのよ」とおしのは云った、「この話はあなたに痛いのね、おつるさんのほかにも、何人となくたのしんだ相手がいるんでしょ、たのしむだけたのしんで、飽きれは猫の仔を捨てるように、さようなら――とも云わずに捨ててしまったんでしょ」「およねさんのように云うと、男だけが悪いように聞えるけれど」源次郎は手酌で飲み、おしのに酌をしてやりながら、とりいるような口ぶりで云った、「女だって子供じゃあなし、こうすればどうなるかというぐらいの分別はある筈だ」「そのとおりよ」「男に妻子があるかないかはべつとして、いろごとというものはひょいとしたはずみでもできてしまう、算盤を置くように、末始終のことを計算したり、是非善悪のけじめをつけてから、さてそれでは、というようなもんじゃあない、男も人間だし女も人間だ、ばかなことをしたり思わぬ羽目を外したり、そのために泣いたり苦しんだりするのが、人間の人間らしいところじゃあないだろうか、いろごとでたのしむのは男だけじゃあない、女のほうが男の何十倍もたのしむという、だからこそ、前後の分別を忘れて男に身を任せるんじゃあないか」「あなたの云うとおり、そのとおりよ」とおしのは盃の酒を呷った、「あたしはまだ知らないけれど、たのしむところまではそのとおりのようね、でも、そのあとはどうなの、――わかりいいからおつるさんのことにしましょう、男と女、人間同士ひょいとしたはずみでそういうことになった、おつるさんはあなたの何十倍もたのしんだとしましょう、それにしても、おつるさんをくどきおとしたのはあなただし、たとえ何十分の一にもせよ、あなただってたのしんだことはたのしんだ、そうでしょ、それだのにあとで苦しむのは女だけで、あなたは爪の先も痛みはしない、おつるさんはことによると、一生苦しまなければならないかもしれないのに、あなたは妻子とたのしくくらしているうえに、あたしのような者ともこうして隠れあそびをしていられる、――男と女はもともとそういうようにできているのかもしれません、きっとそうなんでしょうよ、けれども、それであなたはなんでもなくって、たまにはああ悪かったぐらい思うこともあるんですか」「今夜は御機嫌ななめらしいな」源次郎は苦笑しながら、おしのに酌をして云った、「なにかいやなことでもあったのか」「今夜限りでお別れする、っていうことが云いたかったんです」源次郎は訝しそうな眼をした、「――およねさん酔ったね」「酔うのはこれからよ」と云っておしのは汁椀の蓋を取った、「さあ注いで下さいな」「うれしいね、その調子だ」彼は酌をしてからおしのを見た、「だが、――これっきりで別れるというのは、まさか本気じゃあないだろうね」「本気よ」とおしのは云った、「自分では本気のつもりよ、いろいろ考えてみると、このへんが別れどきだと思ったの」「それはひどいよ、別れどきって云ったって、まだ一度も寝たことさえないじゃないか」「だから今夜はその覚悟で来たって云ったでしょ」「つまり、やっとのことで始まる、というわけじゃないか、半年の余も待ちに待って、ようやく望みがかなったと思うと、それっきりで別れるなんて罪だ、それはあんまりひどすぎるよ」おしのは笑った、「あなたの番が来たのよ」「なんだい、私の番って」「これまでは女のほうが苦しんだ、何人か、何十人か知りませんけれどね」と笑いながらおしのが云った、「こんどはあなたが苦しむ番なの、わかるでしょ」「おまえさんは平気なんだね」源次郎の顔に自信ありげな微笑がうかんだ、「今夜なにしても、明日は平気で別れて、そのままでなんともないっていうんだね」「そんな顔をなさらないで」おしのは気弱そうに云った、「自分でそう決心したんだから、この気持を崩さないでちょうだい、――あなたがそういう顔つきをなさると、躯から力がぬけてしまうような気がするの、あなたって怖い方だわ」「怖いもんか、私は甘い人間だよ」彼は征服者のように云った、「さあおよね、今夜限りでお別れなら、酒なんかで暇を潰してはいられない、ちょっと向うで休むとしよう」「女中さんが来ますよ」「来やあしないよ」彼は立ちあがって手をさし出した、「このうちのことは私がよく知っている、呼ばなければ誰も来る気遣いはないんだから、さあ」「立たせてちょうだい」「酔っちまったね」源次郎は炬燵をまわり、おしのをうしろから抱き起こしたの読み方
山本周五郎 「五瓣の椿」

...御亭主にお酌さして罰が当りゃしないかしら」「当ったら...   御亭主にお酌さして罰が当りゃしないかしら」「当ったらの読み方
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」

...何卒(どうぞ)わたくし共一同の佯(いつわ)りのない赤心(まごころ)をお酌み取り下さいまして...   何卒わたくし共一同の佯りのない赤心をお酌み取り下さいましての読み方
夢野久作 「暗黒公使」

...芸者、紳士、警官、お酌、判事、検事、等々々といった順序に重なり合った珍妙極まる人間の数珠玉(じゅずだま)なんだ...   芸者、紳士、警官、お酌、判事、検事、等々々といった順序に重なり合った珍妙極まる人間の数珠玉なんだの読み方
夢野久作 「爆弾太平記」

...お酌み下されば倖せです」「いや...   お酌み下されば倖せです」「いやの読み方
吉川英治 「三国志」

「お酌」の読みかた

「お酌」の書き方・書き順

いろんなフォントで「お酌」


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