...「お酌しませうか...
石川啄木 「病院の窓」
...……」と、半ば口で消して、「さあ、お酌だ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...そのお酌では恐縮です...
泉鏡花 「薄紅梅」
...」と先生にまたお酌をして...
泉鏡花 「婦系図」
...客から客へ滑り歩いてお酌して廻って...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...「お酌しましょう」少女の一人がもう銚子を持っていた...
田中貢太郎 「春心」
...お前お酌をしてあげておくれ...
徳田秋声 「新世帯」
...一方九月三十日迄に来たお酌の就業届出数は...
戸坂潤 「社会時評」
...お酌あがりの娘さんで...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...綺麗なお酌がゐたらう...
牧野信一 「雪景色」
...席にいただけのお酌が皆立って...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...お酌の間へ飛び込んで踊るものがある...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...皆芸者やお酌であった...
森鴎外 「雁」
...三三九度のお酌をする役を...
柳田国男 「故郷七十年」
...またそれを分けてお酌の銚子二つに盛り分ける...
柳田国男 「故郷七十年」
...「黒田様、おひとつ」そして、席順に、次へ辷(すべ)って、「長沼様、林様、いかがでございますか」うしろのほうで、慎吾がまだ何かいうのを、きこえぬ振りをして、いそいで、父の兵助の前まで来て、訴えるように、「お父さま、お酌を」と、眼で甘えた...
吉川英治 「銀河まつり」
...お酌(く)みとりないか』『御番衆(ごばんしゅう)っ』発狂したような怒号(どごう)であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...不つつかなお酌などいたして」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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