...理屈もなんにも考えない」「無気力な奴(やつ)だ...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...ごく無気力なある社会ではある種の物が真に生活の必需品であるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...無気力なことばかり考える...
太宰治 「女生徒」
...町をもの憂くさせるほど町民が無気力なのも...
太宰治 「津軽」
...頑冥な思想を矯正し横暴または無気力なる為政者を排除しまた職責を忘れたる議会を改造して...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...併し勿論就職難は学生をいつもこのように無気力な学生に仕立てるとは限らなかった...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...この小さな町の無気力な雰囲気(ふんいき)の中では...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無気力な動物だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ現在のうらぶれた無気力な気分に浸るばかりだった...
豊島与志雄 「立枯れ」
...無気力な投げやりがあって...
豊島与志雄 「立枯れ」
...貴女は腐敗した社会の無気力なメンバーに過ぎないんですよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...外国人も私(ひそ)かに日本政府の微弱無気力なるを嘆ぜしとか聞く...
福田英子 「妾の半生涯」
...こうして自分の無気力な気持に鞭(むち)うちつつその日頃の出来事をつとめて有りのままに書きはじめているのだ...
堀辰雄 「楡の家」
...その実現のために自分から動き出そうと思わないほど無気力な男も女もない...
宮本百合子 「現実に立って」
...歪み無気力なディレッタンティズムの中にかがまってしまうことになると思います...
宮本百合子 「現実の道」
...彼はただ義務のように無気力な歩を運んでいた...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...女子を柔順無気力な位地に退化せしめて置く男子の我儘(わがまま)からであるといわれても仕方がないでしょう...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...無気力な男になってしまったのです...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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